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2012年2月29日水曜日

【要素情報】ツールで瞬時に要素の数量などを把握する

柱、梁、壁、スラブなどの要素の情報をすぐに分かるツールの紹介です。

通常は要素の面積、体積などの数量は連動一覧表で確認すると思いますが、【要素情報】ツールを使えば選択すると瞬時に分かります。




【ウィンドウ】-【パレット】-【要素情報】でウィンドウが表示されます。





平面で要素を選択すると、瞬時にウィンドウにIDや各寸法や数量などの属性が表示されます。
連動一覧表を見なくても面積やボリュームなどがすぐに分かるので便利です。






3D画面上でも要素を選択すると表示されます。





複数のモデルを選択すると、何の要素が選択されているのか分からないことがありますが、要素情報では要素種別にいくつ選択されているかも分かります。





単位表示を変えるには、【オプション】-【プロジェクト設定】-【作業/単位】で【モデル単位】を変更します。





是非、御活用ください!
F.H.

2012年2月27日月曜日

壁の作成4

◇壁の設定・・・続き

材質を設定します。


1.予め「オプション」 - 「属性設定」 - 「材質」で耐火、遮音
一般等の性能毎の材質を作成しておく。
2.それぞれの壁の性能に適した材質を設定する。






以上、作成した壁でモデリングすると。。。



・2D平面




・3Dモデル



こんな感じです。

ここまででひとまず壁の作成については終わりです。やれやれ・・・

JM


2012年2月24日金曜日

壁の作成3

◇壁の設定3

壁ツールを開き、作図する壁の設定をします。


1.壁高さを入力。
2.「切断塗りつぶし」で先回作成した複合構造を選択する。
3.「仕上げ優先度を有効化」にチェックを入れる。




4.「切断面」は「構造設定を適用」にチェックを入れる。





5.IDには壁符号を入力する。




6.ラベルを設定しておくと、壁をモデリングした時に壁符号などのラベルを
  表示するさせることができる。




次回も、もう少し壁の設定をしてみます。



  長丁場になってきた。。。  JM



2012年2月23日木曜日

壁の作成2

◇複合構造の作成

「オプション」-「属性設定」-「複合構造」から既存の「内壁1間仕切り壁」を選択。
複製ボタンで複製し、先回作成した「塗りつぶし」を使い、新たな複合構造の壁を作ります。










































1.最外部の「輪郭/ 実線」の線色は、壁種毎に変えておく。
2.耐火壁は「赤系」遮音壁は「青系」、一般壁は「緑系」等としておくと、後で判別しやすい。



3.ボードの厚みは2枚貼りの合計の厚みを入力する。
9.5+12.5→22mm
12.5+12.5→25mm 等
4.材質の優先度を
耐火遮音>耐火>遮音>一般(スラブ~スラブ)>一般(天井下)
等としておくと壁性能順にほ包絡を制御できる。
5.仕上終端線は使用しない。(チェックを外す)


6.壁の構成が解りやすい名前で保存する。


ここまでで、壁を構成する複合構造を作成することが出来ました。
次のステップでは壁ツールで壁の設定をします。

JM

2012年2月22日水曜日

壁の作成 1

複合構造で壁種を作る

モデルを作るための壁を複合構造を使って作成します。
 複合構造で壁を作成すると、


・複数の材料で構成されている壁を一つの壁としてモデリングする
 ことが出来る。
・作成した複合構造毎(壁種毎)に数量を算出することが出来る。
・一つの壁の中に材料毎の分離線(材料の境界となる線)を設定し
出力することが出来るので、そのまま平面詳細図の作図に利用出
来る。



等の利点があります。

まず、「塗りつぶし」で壁を構成する材料である

・石膏ボード
・強化石膏ボード
・硬質石膏ボード
・シージング石膏ボード
・軽量鉄骨(LGS)
・グラスウールを挟んだ軽量鉄骨(LGS G)

を作成します。

「オプション」 - 「属性設定」 - 「塗りつぶし種類」の「新規作成」から作ります。
既存の「プラスターボード」を複製し、「石膏ボード」を作成します。

















同じように「強化石膏ボード」、「硬質石膏ボード」、「シージング石膏ボード」、「LGS」を作ります。
「LGS G」は「断熱材4」を複製して作成します。




ここまでで、壁を構成する材料を「塗りつぶし」として準備する
ことが出来ました。
次のステップでは、この「塗りつぶし」を使って複合構造を構成
していきます。


・・・・次回へ続きます。

JM

2012年2月21日火曜日

施工手順を見える化

CADデータ付き 国土交通省建築工事標準詳細図 平成22年版
データ活用の一例です。
BIMモデルデーターの部材を分解して施工段階手順を、プラモデルの
設計図のように編集すると組み立て方が分かりやすくなりました。

まずは、元データを確認!
標準詳細図集のBIMデータ
 
それを、施工手順に沿って、プラモデル設計図のように編集します。
いったんバラバラにします



作成手順
                     
それでは、作成してみましょう。
①〜③躯体・防水

④〜⑥伸縮目地・シンダーコン

⑦〜⑨手摺・屋上緑化
完成!
by 松ちゃん


2012年2月18日土曜日

CADデータ付き 国土交通省建築工事標準詳細図 平成22年版を組合わせて、モデルを作成する

CADデータ付き 国土交通省建築工事標準詳細図 平成22年版
データ活用の一例です。

1.組合わせたい詳細モデルを一つのファイルにコピーして並べる。



2.断面で高さを調整する。



3-1.3D上で移動調整するモデルを選択し、【選択を平面に反映】を選び平面上で位置調整する、か3-2.



3-2.3D上でそのまま移動して調整する。



4.壁や天井など、伸ばしたり縮めたりして、完成。






F.H.

ArchiCADの一覧表機能

ArchiCADの一覧表の機能の紹介です。

現場の仮設事務所の備品を品目ごとに一覧表にしてみます。

まずArchiCADで仮設事務所と備品を2Dで配置します。




3Dで確認するとこんな具合です。





では一覧表の機能を使ってオブジェクトリストを表示します。






                                                                                                                x
ArchiCADの一覧表はエクセルファイルに出力することが可能です。





続いてエクセルファイルの一覧表を編集します。
今回はリース単価と金額欄を追加して備品の予算書を作成してみました。





このような事例以外にも設定によっては柱や壁、スラブの面積なども一覧表に出力

できるので数量積算や金額を入れた集計表などの作成が可能です。