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2015年7月31日金曜日

ArchiCAD 3D画面に影を表示する

ArchiCADで作成したモデルに影を表示させたいと思います。

影を表示させる前の3D画面のパースはこのような雰囲気です。
ちょっと暗いイメージです、、

では影を表示させてみます。

メニュー「表示」→「3D表示設定」→「3Dウィンドウの設定」を選択し設定画面を開きます。

エフェクトの「シャドウ」の項目を「なし」から「あり」に変更します。

これで影が表示されます。
日が差して明るい部屋に見えますね。


by85





2015年7月30日木曜日

ArchiCAD サイズ変更を利用して縮尺を合わせる

紙の図面をスキャナー等でPDFに変換した図面をArchiCADに取込むと、縮尺が合いません。
今回は、ArchiCADの「サイズ変更」機能を使って図面の縮尺をできるだけ本来のスケールに近い状態に修正する方法を紹介します。

まずは、ArchiCADに外部参照等でPDFの図面を取込みます。
取込んだ図面を選択し、メニューバーより、「サイズ変更」のアイコンをクリックします。

「サイズ変更」の設定画面より「画面上で定義」にチェックを入れ「OK」で設定画面を閉じます。



平面上で長さの基準となるポイントを2点クリックします。ポイントとなる場所は寸法表記のある部分を指定します。(今回は3600の基準線の端部をクリックします。)

 
2点を選択後に「Tab」キーをクリックし、「座標情報」より「距離」の値を「3600」と入力します。


そうすると、先ほど2点のポイントを選択した間の距離が「3600」に変更されました。
by85  






2015年7月29日水曜日

ArchiCAD スラブが重複すると断面図で表示されなくなる現象について

ArchiCADでモデリングを行う際に注意してほしいことがあります。

その1つがスラブを重ねて入力してしまうというよくある?ミスです。

なぜ注意してほしいのかというとスラブが重なって入力された場合、(モデル表示オプションの設定にもよりますが)断面図で重なって入力したスラブが表示されなくなってしまうという現象が発生します。

その現象をまずは再現してみます。
下図のように部屋の断面を作成します。

スラブを複製コピーし、同じ位置に配置します。
するとスラブが見えなくなってしまいます。






「全て選択」を行ってみます。
スラブが選択されているのでスラブを存在していることが分かります。

床のスラブを1つ選択して削除してみます。

すると、またスラブが表示されました。

このように断面図でスラブが表示されないといったトラブルが発生した場合はスラブが重なって配置されていないかを確認して下さい。

by85

2015年7月28日火曜日

ArchiCAD 図面タイトルを非表示にする方法

レイアウト上に保存したビューを貼り付けるとビューが図面として貼り付けられます。
その際に図面の下部に「図面タイトル」が表示されます。

今回はその図面タイトルを非表示にする方法を紹介します。

レイアウト上に貼付けた図面を選択します。

選択した状態で「Ctrl+T」を押す、または情報ボックスより「設定ダイアログ」を選択し、「選択した図面の設定」画面を開きます。
「▼タイトル」より「標準図面タイトル」「タイトルなし」に変更します。
「OK」を選択し、設定画面を閉じます。

これで図面タイトルが非表示となります。

by85


2015年7月27日月曜日

ArchiCAD 目標を固定し3Dモデルを回転する方法

3Dでモデルを表示し、モデルを回転させた際に思い通りにモデルが動いてくれないといったことが稀にあります。そのような時に簡単に目標を固定してモデルを回転させる方法があります。以前このブログでも紹介した
Archicad 上手に3Dパースを動かす方法
でも紹介した「目標面」を指定する方法等がありますが、今回は別の方法を紹介します。


操作はものすごくシンプルです。

3D画面を表示し、視点の目標とする要素(オブジェクト等)を選択します。


そのままモデルを回転させてみて下さい。

視点が選択された目標物を回転の軸にモデルが回転します。


是非試して下さい。

by85


2015年7月24日金曜日

ArchiCAD データ容量の検証してみた


 データー容量が多い時の対処の方法が以前ありましたがどれくらいの容量から

 動きが悪くなるのかわからないので 検証してみました。

ちなみに下記が以前の対処方法のブログアドレスです。

http://sherpa-net.blogspot.jp/2015/03/archicad_24.html


検証内容: 
 ・建物サイズ  : 4F
 ・部屋数        :5400室・2700室・1350室・ 700室
 ・比較項目  :モデルを開くまでの時間とビューを開く時間と一覧表を開く時間
 
パソコンのスペックによっても時間が変わるので参考までに
結果はこんな感じです。




5400室モデル(約140M)は開くのに1分近くかかるのかぁ

あくまでも参考までに。

 
                                                         T.A












2015年7月23日木曜日

XVLデータの利用


XVLラティス・テクノロジーが開発した3次元データを操作できるフォーマットですが、
ファイルサイズが非常に軽いことが特徴です。


実はJ-BIM施工図CADからXVLデータに出力できるんですね。


操作は至って簡単です。


パース画面の表示状態で、ファイル→ファイル書き出し→XVL3書き出し→名前を付けて
保存するだけでOKです。


XVL Player(無償版)を使えば3Dデータを各面から確認したり、任意の位置で断面を
切ったりすることが可能です。


32bit版、64bit版があるので少し古いPCでもサクサク動かせそうですね。







また、有償版になると表のような機能が使えるようです。



データのサイズですがArchiCADで作成した200MBPLNファイルをIFCJ-BIMXVL3
保存したところ6.5MBになりました。


このXVL書き出し機能はGLOOBEでも使えます。
KN

2015年7月22日水曜日

J-BIMデータをIFC出力


J-BIM施工図CADで作成したデータをGLOOBEに取り込むにはIFC形式で

交換することになります。


どちらも福井コンピュータの製品ですがIFCで交換するためオブジェクトの
欠落が発生することもあるようです。


今回作成したデータで試したところ

・釜場

・杭

・設備基礎

3種類のデータが欠落しました。



これらの事はメーカー側も承知されているようですのでデータ利用の際は

GLOOBE側で加筆するなどの対応が必要です。


また、J-BIMからアウトプットしたIFCデータをSolibri Model Checker

Navisworksで開いたところ釜場と設備基礎は欠落しましたが、くいは読み

込むことが出来ました。

 





J-BIMに限らず、同じIFCデータを取り込む際にも、受け取る側のソフトや

状況によっても結果が変わってくるようですね。

KN

2015年7月21日火曜日

ArchiCAD IFCスキーム設定



ArchiCADからNavisWorksIFCで取り込むとレイヤ名の情報は渡らないのです」と書きましたが、

ArchiCAD18からはIFCトランスレータ設定で出来るようになっていました!!


IFC変換設定」で、「エクスポートする派生モデルデータ」「全てのArchiCAD BIMパラメータ」にチェックを入れると、レイヤの他、ビルディングマテリアルなどの情報もNavisWorksで確認することができます!!




また同じ記事で、IFCパラメータを一度に追加する方法がある、と書きましたが、その方法に加え、IFCプロパティにArchiCADのパラメータを紐付けたいと思います。これは前のバージョンでも出来たのですが、ArchiCAD18になってやりやすくなっていますよ!!

「ファイル」「ファイル特殊」IFC 2x3IFCスキーム設定」とすると、



IFCスキーム設定」が出ます。下図のように、IfcObjectDefinitionで新規プロパティを追加し、



下図のようにIfcElementで、「ルールを作成」「パラメータを追加」します。
(ただし、「ゾーン」はもう一か所「IfcSpace」で追加する必要があるのと、「メッシュ」はIFCの「要素分類」を「ArchiCADタイプ」、「サイト形状」以外にする必要があるようです。)



すると、このような画面が現れます! そこで例えば「レイヤ」を選択して「OK」します。



すると、既に配置済の要素にもIFCプロパティに今追加したパラメータがありますね!
しっかりレイヤ名で表示されていますよ!



レイヤを変更してみると、しっかり追従しています!!



数量などもパラメータに追加できる
(設定画面では数字は見えないかも知れませんが、一覧表で見えますし、IFCではしっかりと渡ります)
ので、使いたい情報のPSETを使って情報のやり取りをやりやすくできますね!!

せっかく作ったPSETも保存できるので、他のファイルにもインポートするだけでOKですよ!!

FH

2015年7月17日金曜日

ArchiCAD ショートカットキーで作業効率アップ

皆さんはキーボードのショートカットキーを
どれくらい利用していますか?

よく使う操作はショートカットキーを利用することで
作業効率のアップにもつながりますよね。


エクセルやワードでもおなじみの
Ctrl+CやCtrl+V。

3D確認の際よく使うF5キー。

連続コピーCtrl+Uも使う頻度は多い気がします。


残念なことに連続移動コピーは初期設定では
ショートカット登録されていないんですよね。

しかしこのショートカットリストはカスタマイズが出来るんです。

メニューのオプション→作業環境→キーボードショートカット
からカスタマイズ可能です。
















よく使う機能を登録したり
入力しやすいキーに変更したり
また他に利用しているソフトウェアと統一するなど自分好みにカスタマイズできます。


皆さんもカスタマイズして作業効率アップを
図ってみてはいかがでしょうか。


ちなみにショートカット一覧のリストも表示できるので
あまり使っていない方も一度みてみては。













NY

2015年7月16日木曜日

ArchiCAD 変更マネージャを使った印刷

以前のブログで変更マネージャーを使った管理
 http://sherpa-net.blogspot.jp/2015/01/archicad_19.html
について掲載されていますが、
今回は変更ツールを使って変更した箇所の図面を印刷してみたいと思います。


ナビゲータから変更マネージャを開きます。
一番下のバージョン記録を使って変更したレイアウト図面の履歴を作成していきます。




新規のバージョンをクリックするとレイアウト名が表示されるので
変更された図面を残してOKをクリックしましょう。


レイアウトの図面名を確認してみると緑色の表示(青枠内)に変わっている部分が
今回変更されている図面ということになります。


この管理を活用すれば変更した箇所も分かりやすく
変更図面の印刷もスムーズにおこなえますね。



NY

2015年7月15日水曜日

1日違えば…

 地域によって違いますが、大体7月中旬よりコンクリートの配合が夏期配合に変わります。
夏期配合に変わると、Nセメントだと構造体強度補正値が3→6N/㎜2に上がる地域が多くなります。

 この夏期配合に変わる具体的な日を考えずに工程を組んでしまうと、(例えば)27N/mm2で打設が済むところを30N/mm2で打設を行う必要が発生し、コストが上がってしまう可能性もあるのです。

無用なコストアップを防ぐためにも夏期配合への切り替え日は鑑みておく必要があります。


夏期配合日は「本配合の適用期間」で確認することができます


T.S

2015年7月14日火曜日

ArchiCAD 効率的な材料倉庫作成方法の続編(仮設工事編)

以前、RC躯体の場合の続編です。

ちなみに下記アドレスで確認できます。
http://sherpa-net.blogspot.jp/2015/03/archicad_28.html

今回は仮設工事編です。

使い方は一覧表で選び平面からコピーして使う想定してます。




① まずソーンを適当に置いて 名前は高所作業車 番号に作業車タイプ
   
   を入力
② タイプ別に高所作業車を配置
③ 一覧表を設定します

  2Dシンボル、3D平行投影を入れると分かり易いですよね!

ちなみに3Dで見てみるとこんな感じです
他にも揚重機、バックホーなど整備しておくとモデルの作成時、楽ですね。

                                            by T.A

  

 




2015年7月13日月曜日

ArchiCADでレイヤ付PDFを作成

ArchiCAD18の新機能でレイヤ付きPDFが作成できるようになっています。

[ファイル]-[名前を付けて保存]-ファイル種類を[PDFファイル]とし、
[ドキュメントオプション]-[PDFオプション][レイヤーをPDFにエクスポート]
チェックを入れて保存します。




平面図は可能でしたが、パースではレイヤ付きで保存できないようです。
作成されたPDFを開き、[レイヤ]を表示して、目のマークを選択すると表示/非表示できます。






PDFでの平面のステップ図もできそうですね。
sakamoto