ページ

2014年10月31日金曜日

ArchiCAD レンダリング エフェクトの表示(レンズフレア01)

ArchiCAD18におけるレンダリングエンジン「CineRender by MAXON」を使ってレンダリングを行った際のエフェクトの表示方法を紹介します。

今回はレンズフレアについてです。
下のパースはレンズフレアの設定を行っていない場合のパースです。
光源は面光源を使用しています。



ランプの設定より「光源設定」→「エフェクト」→「レンズフレア」を選択します。



「グロー」と「反射」にチェックを入れます。
そしてそれぞれのレンズフレアのタイプを選択します。




ランプの設定は以上です。
続いてレンダリング設定を行います。
「詳細設定」にチェックを入れます。



そしてレンダリング設定より「効果」→「レンズフレア及びフィルター」から「レンズフレア」にチェックを入れます。






そしてレンダリングを行います。画質が悪いので確認しづらいですがこの方法でレンズフレアを表示させることができます。


by85

2014年10月30日木曜日

ArchiCAD レンダリング 表面イルミネーションの活用

ArchiCAD18 レンダリング「CineRender by MAXON」による「表面イルミネーション」の活用方法を紹介します。

壁に「ガラス-ランプ」の材質を上書きで充た状態でレンダリングを行ったパースです。
照明器具や一般光源などのランプオブジェクトを一切配置はしていません。
光を発するように設定を行った材質を使用して壁を発光させました。
光天井や光壁に利用出来そうです。



表面イルミネーションは材質設定もしくはレンダリング設定の「光源」のバーをスライドさせる事で発光具合を調整することができます。



また材質設定より「ガラス-ランプ」の材質を新規作成より「複製」することで簡単に他の色の表面イルミネーションの材質を作成することができます。




材質設定よりエンジン設定「インターナル」の状態で表面カラー及び放射カラーを変更します。




そして、エンジン設定「CineRender by MAXON」の設定も忘れず行って下さい。
「一致設定」より「CineRenderをインターナルエンジンと一致させる」を選択し、設定変更を行います。






























そして先ほどの光壁の材質を先ほど作成した「ガラス-ランプ(赤)」に変更しレンダリングを行ってみます。



すると下のパースにあるような表現が可能です。


下のパースはオブジェクトの3Dテキストに「ガラス-ランプ」の材質を設定したものをレンダリングを行いました。
これを使えば簡単にイルミネーションや広告塔の検討ができそうですね。


by85

2014年10月29日水曜日

ArchiCAD レンダリング 面光源の活用

ArchiCAD18で部屋の内部をレンダリングを行った際に部屋の明るさはちょうど良いが壁が暗いのが気になるといった場合に面光源を使うと簡単に壁のみを明るくすることができます。
その方法を今回紹介します。


壁が暗くなってしまったパース



3Dビューのモデルの様子です。照明器具は天井に設けたダウンライトのみです。



そこに暗くレンダリングされてしまった壁の面に向けて面光源を配置します。



平面ビューだとこのような感じです。



もう一度レンダリングを行います。すると暗くレンダリングされてしまっていた壁が面光源によって照らすことで壁を明るくレンダリングをすることができました。


by85

2014年10月28日火曜日

ArchiCAD 材質の追加とテクスチャの貼り付け方法 後編

ArchiCAD18で新しくレンダリングエンジン「CineRender by MAXON」が追加されたのに伴い材質設定の方法がバージョン17より少し変更されたのでその方法を前編と後編に分けて紹介しています。今回はその後編となります。

前回はエンジン設定が「インターナル」の状態でテクスチャ画像を取り込むところまで説明しました。その続きから始めます。



材質にテクスチャが取り込まれました。
テクスチャのサイズを入力します。サイズは実際のカーペットタイルのサイズを入力します。今回は縦横のサイズを500mmと入力しました。続いて「アルファチャネル効果」のチェックを複製元のカーペットと同様に「表面」と「バンプマッピング」に入れました。




















続いて「表面カラー」をテクスチャに近い色を選択します。



















そしてバージョン18から追加されたレンダリングエンジン「CineRender by MAXON」に「インターナル」で行った設定を反映させます。
まずはエンジン設定を「インターナル」から「CineRender by MAXON」に切り替えます。




















「一致設定」をクリックし「CineRenderをインターナルエンジンと一致させる」を選択します。




















するとエンジン設定「インターナル」で行った材質の変更を「CineRender by MAXON」に簡単に反映させることができます。

これで設定が完了したので「OK」で設定画面を閉じます。



















材質のテクスチャを変更したのにレンダリングをかけても材質が変更されていないような現象が起きた時は材質設定の「CineRender by MAXON」の設定を一度確認して下さい。

by85


2014年10月27日月曜日

ArchiCAD 材質の追加とテクスチャの貼り付け方法 前編

ArchiCAD18がリリースされレンダリング機能が強化されました。
それに伴って材質の追加方法が少しバージョン17と変わりましたのでその方法を2回に分けてご紹介します。

今回は材質にテクスチャを設定しレンダリングエンジン「CineRender by MAXON」にも同様に「インターナル」で設定したテクスチャを反映させる方法を紹介します。


メニュー「オプション」→「属性設定」→「材質」を選択し、「材質設定」画面を開きます。



「材質設定」画面より追加したい材質に近い材質を複製コピーします。今回はカーペットの材質を追加したいので「カーペット-01」を複製します。





















「新規材質を追加」画面が表示されるので名前に「材質の種類_品番」のように命名ルールを決めてそのルールに従った名前をつけて下さい。




材質の追加ができたら「エンジン設定」が「インターナル」の状態で次の設定を行っていきます。
まずは元々のテクスチャが設定された状態なのでもともとのテクスチャを削除します。「テクスチャを削除」をクリックします。




次に追加する材質のテクスチャを設定します。
「検索」をクリックし、テクスチャの画像を取り込みます。



「ライブラリから画像をロード」画面が表示されるので今回は画像を埋め込みライブラリとして取り込む方法を紹介します。
「他の画像をロード」→「{ファイル}ダイアログボックス」を選択します。




「ファイルを開く」画面より取り込むテクスチャの画像を選択します。
画像を選択したら「開く」をクリックします。




「ライブラリから画像をロード」画面に戻り、埋め込みライブラリに先ほど選択した画像が取り込まれます。画像が選択された状態で「OK」をクリックします。



 「材質設定」画面に戻り、テクスチャの画像が取り込まれました。



次回は レンダリングエンジン「インターナル」で行った設定を「CineRender by MAXON」に反映させる方法を紹介します。

by85








2014年10月24日金曜日

ArchiCAD 強調表示をより強調しよう


強調表示をより強調して、作業やプレゼン時に見やすくしましょう。












[オプション]-[作業環境]-[選択と要素情報]をクリックします。













「選択要素の表面を強調表示」の「表面カラー」を目立つ色に変えます。












注意を引きやすくなったと思いますが、いかがでしょうか。


H.Yamada

2014年10月23日木曜日

ArchiCAD 太陽光の設定を利用した検証事例


実際に建物を建てる前に、Low-eガラスの採用範囲を決定するため、
ArchiCADの『太陽光の設定』を利用して検証作業を行ってみました。

『3D投影の設定』から太陽光の設定を行い、日時指定をすることで、
時間経過によって太陽光が建物に当たってどのように影を落としていくのか
その推移を確認することが出来ます。

下表はその建物の状況を1時間ごとにショットで撮りまとめたものです。





この状況を見れば 『全てのガラスをLow-eガラスにする必要はないのではないか。』 
ということが、3Dモデルから事前判断できるので、VE提案にもつながると思います。



Takayuki.H



2014年10月22日水曜日

EV敷居納まりの改善事例


EVの敷居納まりで、EV敷居を設置するためにスラブに欠き込みを入れますが、
その手段として、スタイロを入れて床下げする方法や止め型枠を入れる方法があります。
どちらにしても浮き型枠となってしまい、しっかり位置決めができないので、
けっこう手間のかかる部位だと思います。















でも最近では、下図のようにEV敷居用の鉄骨を入れる納まりを
設計者に提案して承諾をとっています。

















このEV敷居用の鉄骨を入れることで、床下げ(欠き込み)に必要だった
スタイロや浮き型枠がいらなくなりました。
乗用EV、荷物用EV共に この納まりで実施しています。

特に荷物用EVの敷居納まりでは、部材サイズを設計者に確認して
鉄骨製作図に入れ込むようにしています。


T.N

屋根仮設開口廻りの雨水対策


街地の現場では、敷地いっぱいに建物を計画することが多いので
建物内にタワークレーンを配置する事があります。
各階のスラブに開口をあけているため、雨が降ると屋上スラブの開口から
雨水が流れ込んできます。
そこで、雨水の浸入を防ぐための簡易的 かつ 少しの衝撃(高所作業車で通行程度)
では壊れない止水処置を紹介します。









屋上階のタワークレーン用開口











雨はスラブ全体に降り注ぎますが、今回の止水で、下階への雨水の浸入量を
かなり減らすことが出来ました。 (^^)

H、K

2014年10月20日月曜日

現場で取り組むゼロエミッション(鉄骨工事編)


今回、現場で採用した鉄骨建て方時に使用する仮締めボルトです。

この仮締めボルトの特徴は、通常の仮締めボルトに比べて、ねじのピッチ、

ねじ山の角度(90°)が大きく、ねじ先端のリードが長いことです。

それにより、初めからボルト・ナットがスムーズに回転するため、

現場における仮締めボルトの取付け、取外しを容易にしています。

また、打痕のつきにくい構造となっているため、再利用できることです。
















そこで、実際に鳶さんに感想を聞くと、

ボルトがメッキであるため、手が油でべたべたしなくて滑らないことと

ボルトの取付、取外しがとても速くでき、作業性が良かったとのことでした。

ボルト1本1本は小さいですが、その小さなボルトをリユースした

現場におけるゼロエミッションでした。



K.K

2014年10月17日金曜日

現場で見る施工図



今までは、紙で打出した施工図をたくさん持ち歩き、
現地で図面との整合を一つ一つ確認する方法をとっていましたが
今回、ipadを使用する事で、現場で事務所内のサーバーに繋げる事が、
出来るようになりました。
ipad上には施工図が映し出され、その施工図を基に現地で確認作業を
行っています。
例えば、予め前日にチェックする箇所を決めて図面を作成しておけば
次の日に、現地でその図面を使って施工状況をチェックすることができ、
その場で写真付きの報告書が出来てしまいます。
すぐさま、監理者にもその場から報告することも出来ます。
現場サイドでは、これを使うことで、よりスピーディな対応と
無駄な手戻りを未然に防ごうとしています。



また、図面を焼く手間も省け、コピー代や紙代の節約にも役立っています。
やっと、ペーパーレスの時代が到来しましたね。


KK

2014年10月16日木曜日

仕上材を仮設で検証

 意匠図の仕上表に記載されている仕上材の耐久性はカタログ上の
 スペックでなかなかわかり難いと思います。

 例えば、屋内にある土足で使用するトイレは靴裏に付着した土や砂により磨耗、
 飛散した尿による汚染、清掃時の薬品により、非常に過酷な環境
 おかれています。

 この過酷な環境への耐久性を現場で検証する方法がありました。


 仮設事務所の中に設置されたトイレです。
 長期にわたる工事現場では内部に仮設トイレを設ける場合がありますが、
 ここの内装に設計図の仕上材を使用するのです。








 本設で採用前に仮設で施工し、対磨耗性、対汚染性、対薬品性などの
 性能を検証する事により、建物を維持、管理する建築主、そして設計者との
 合意が取り易くなります。

  トイレに限らず、事務所や休憩所、喫煙所の床や壁でも検証が可能ですね。


by araki