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2018年5月31日木曜日

RC造の構造質疑

RCの建物で構造モデル作成前の質疑書を作成しました。



今回の質疑書は、構造モデルを作成するための第1回目質疑なので、

躯体の形状を決めるのが目的です。


引き続き目地や構造スリット等の質疑が必要になりますが、

最初に作成する質疑は、どの現場でも同じになるはずなので、

一体何項目になるか?と考えて作成しました。

構造モデル作成前の基本質疑としては、下記の11項目になりました。

  1.鉄筋かぶり厚さ(土に接する部分・接しない部分)
  2.鉄筋かぶり厚さ(屋外・屋内
  3.鉄筋かぶり厚さ(耐久上有効な仕上の有無)
  4.打増し(目地による欠損)
  5.打増し(耐久上有効な仕上の有無)
  6.打増し(デッキプレートの飲み込み)
  7.打増し(基礎ラス型枠部分)
  8.同面納まり(基礎と柱)

  9.同面納まり(柱と大梁 


10.スラブ段差(梁が無い場合)
11.スラブ段差(梁がある場合)


構造別の質疑や建物用途毎の質疑でまとめておくと、

次の現場で質疑書がすぐ出せるのと、漏れがなくなりますね!


sakamoto


2018年5月30日水曜日

点群データを動画にしてみよう

点群データの受け渡しでネックになるのは
やはり”データ容量”と”ビューアー”ですよね。

点群データを間引いたり分割したり・・・
と極力容量サイズを小さくし、
Naviswoksで見れるnwd形式にして比較的容量の軽いデータにしたりしますが、
それでも気軽にデータの受け渡しとまではいかない時もあります。。。
またNavisworksのビューワーがないとみれないなどの問題もあります。

とにかく!
寸法とか測れなくてもいいからとにかく見たい!!
測量した点群データがどんな感じなのか見たい!!!
という人には動画にしてデータを渡すのがお勧めです。
動画も簡単にNavisworksのビューポイント保存アニメーション
作成しちゃいましょう。

Navisworksへの取込方法はこちら

まずは見せたいところでビューポイントを保存してください。
(結構センスが問われます(泣))


保存されたビューポイントにアニメーションを追加し
アニメーションタブのアニメーションをエクスポート
動画データを作成してください。

これでAVI形式の動画が作成できるのでビューアーソフト不要
閲覧できますね。
(スマートフォンでもAVI対応している機種はあるようですね。)

気軽にメールで送れるぐらいまでになるといいのですが、
さすがにそこまでは出来ないですね・・・


N.Y

2018年5月29日火曜日

ArchiCAD DWGレイアウト図面を参照する

ArchiCADでモデルを作成する時にDWG図面を参照しますが、
稀にモデルスペースではなくレイアウトにしか作図されていない
情報もあります。

そのまま参照する方法はないのかなぁと思い探してみると・・・
簡単にみつかりました。

普段は新規でワークシートを作成しDWGデータをドラッグ&ドロップで
取り込んでいるので気づかなかったのですが、
ファイルメニューの『DXF/DWGを結合』からデータを選択すると
『ペーパースペースをレイアウトブックに追加』が選択でき取り込むことが可能です。

取込後縮尺の確認参照図の位置合わせが必要ですが、
参照ウィンドウから『参照を選択』で右上のレイアウトブックを選択することで
先ほど取り込んだDWGデータのペーパースペースを参照できるようになります。

Y.N

2018年5月28日月曜日

ArchiCAD パラメータ取得時の注意


躯体モデルなどを作成する際にあらかじめフロアごとに
メンバーを作成し材料倉庫を作成して入力する際の注意です。


材料倉庫からパラメータ取得(Alt+CまたはAltキーを押しながら要素選択)して部材を配置する時に、
参照図面がワークシートではなく他のフロアを選択している場合は、
誤って参照しているフロアのメンバーのパラメータを取得するケースがあります。

・材料倉庫作成時上のフロアへコピペして同じXY座標値に配置している
・参照図面をワークシートではなく他のフロアを参照中(材料倉庫があるフロア)

パラメータ取得の機能は参照図面の情報も取得できるので、
上記の条件が揃っているときには注意が必要です。


Y.N

2018年5月25日金曜日

ARCHICAD マジックワンドの注意事項(壁)

ARCHICADで壁で囲われた範囲をマジックワンドを使用し、
床仕上げや天井など作成する際の注意事項です。

FLから立上がっている壁については問題なくマジックワンドが認識しますが、
垂壁などの壁は、マジックワンドが認識しません。
見分けるポイントとしては、壁の平面図表示が投影線は認識し、
上部線だと認識しません。


認識させる方法としては、壁の平面図表示を入力時のみ
シンボル表示」に変更することで対処できます!



他にも何通りか方法が考えられますが、この方法が一番確実
手っ取り早い方法だと思います!

是非、ご活用下さい!!


NF

2018年5月24日木曜日

まだある!塩害の意外な影響部位

「秘技!現地現物確認!!」調査で見た中で意外に見落としそう
な塩害対策部位がありましたのでその一例をあげてみます。

それは、外部建具の付属金物類の腐食です。


















ステンレス製丁番にも錆が出ているのですが


















鍵穴廻りの腐食には正直驚きました。

これは外部の非常用出入り口の錠前ですが、この扉自体は
ほとんど使用されている感じがありませんでした。

他の外部出入り口も見たのですがこれほど腐食している鍵穴は
見られませんでした。
おそらく日常的に使用している建具の錠前は内部機構が稼動する
ことにより塩害要因となる海塩成分が金属どうしの接触等で自然に
落ちているのではないかと推測されます。

もちろん定期的な清掃によっても腐食の進行を遅らせる効果がある
と思われます。

さて今回で押さえておきたいポイントは、
 「定期的なメンテナンスに勝る有効な塩害対策はないのでは?」
でした。

 by MK

2018年5月23日水曜日

ARCHICAD_部材が平面図に見えてこないとき


ワンスパンモデルなど作成しているとき、細かい部材が中途半端な高さにあり平面図に見えてこないと作業しずらいですよね。




3Dビューで部材を選択して、編集の「選択を平面に反映」VIPツール)を使用しても、このように平面に見えてこない場合がたまにあります。






そんなときは、要素の平面図表示の切断面「要素全体」にしてみましょう。





するとこのように先程見えていなかった部材が配置フロアの平面図に見えてくるようになりました!

これで平面図での作業がしやすくなりますね。




この部材は配置フロアが2Fですが、切断面が「相対範囲」だと表示下限の下に位置しているので平面図で見えてこなかったようです。





部材が表示されない場合、平面図の切断面設定オフセット値を変更してもよいのですが、それだと見え方が全て変わってきてしまいます。。。

なので要素ごとに見え方を調整したいときは、平面図表示の切断面「要素範囲」に変更すると扱いやすそうですね!



TM

2018年5月22日火曜日

ARCHICAD_分割ツール使用時の注意(グループ化)


仕上げの同じ壁をグループ化して、一括で材質変更できるようにしていたのですが、分割ツールを使用するときにはちょっと注意が必要です。

壁を分割しようとしたときに、何度やっても分割されないときがあったのですが、原因は「グループの一時解除」がオフになっているためでした。



グループ化が有効になっていると分割されないのですね。。。




なので、分割ツールを使用したいときは、「グループの一時解除」がオンになっていることを確認しましょう!


「グループの一時解除」をオフで作業すると、無事壁が分割されました!




TM

2018年5月21日月曜日

ARCHICAD_目地入り画像を材質に取込(3)


今度は化粧パネルでパターンがある場合を作成してみたいと思います。


メーカーの画像をパワポに貼り付けたら、(2)と同様にパネルの比率に合うよう線で目地を描画します。

メーカーの画像にサイズ情報が載っていれば、描画した目地線のサイズに合わせて調整するとより実際のイメージに近づくと思います。



この場合実際のパネルサイズは900x2700ですが、目地線は作業しやすいサイズとし、比率だけ変わらないようにしています。

メーカー画像:500x500(実際のサイズ)2.5x2.5(パワポ上)
目地線:900x2700(実際のサイズ)4.5x13.5(パワポ上)


目地線の中に画像を並べていき、一度「図として保存」して再度貼り付けます。



不要な部分を「トリム」して「図として保存」し、取込準備が完了です。






ARCHICADの材質に取り込んで、壁に割り当てるとこのように表現することができました!


材質の取り込み方は↓こちらの記事を参照下さい。







TM

2018年5月18日金曜日

ARCHICAD_目地入り画像を材質に取込(2)


(1)に引き続き、今回は化粧パネルなどの目地を表現してみましょう。

画像をメーカーのHPからダウンロードしてくるまでは同様です。




画像をパワポに貼って、パネルの比率に合うように目地の線を描画します。



線に沿って画像を調整したら、すべてを選択して「図として保存」します。



ARCHICAD側で先程の画像を取り込んでみましょう。

テクスチャのサイズパネルのサイズを設定します。





材質の取り込み方は↓こちらの記事を参照下さい。





壁に取り込んだ材質を当て原点を調整すると、このようにパネルの割付も表現することができました!







TM

2018年5月17日木曜日

ARCHICAD_目地入り画像を材質に取込(1)


石材などの材質を取り込もうとするとき、メーカーHPの画像そのままだと目地の表現ができない場合がありますよね。


そんなときは自分で目地入りの画像を作成してしまいましょう!

まずメーカーのHPから画像をダウンロードします。



次にダウンロードしてきた画像をパワポに貼りつけます。



先程貼りつけた画像を4枚並べます。




上下・左右反転を活用して、違和感がないようランダムに並べます。



次に目地を図形描画の線で描いていきます。




すべてを選択して、デスクトップなどに「図として保存」します。





これで取込用の画像の準備が完了です。


ARCHICAD側で先程の画像を取り込んでみましょう。


材質の取り込み方は↓こちらの記事を参照下さい。



床に先程取り込んだ材質を当てると、こんな感じで表現することができました!



Tips:材質設定でミラー方法でにしておくと、違和感が少なくなりますよ!


テクスチャのサイズも忘れずに設定しましょう。(1枚のサイズが600x600の場合、1200x1200)


なかなか1回では思うような材質にならないので、メーカーの施工例などを参考にして微調整しましょう!





TM


2018年5月16日水曜日

ARCHICAD_材質の原点を設定で目地割検討


タイルや石など目地のある材質を貼りつけてみたとき、材質の原点を指定することで3Dでも目地割を検討することができます。


まず、壁にタイルの材質を貼り付ただけだと、このような状態になります。






ここから原点の設定で目地割を変更していきます。


AC20だと変更したい要素を選択し、「ドキュメント」「レンダリング」から変更できます。

3Dテクスチャを調整」「原点を設定」を選択し、3D上で任意の点をクリックします



過去の参考記事はこちら↓

3Dテクスチャでもタイル割



今回は建具上枠の中点を原点としてみました。





すると目地の位置が変わりましたね。

壁の建具やアクセントがある場合、その芯に合わせて割ってみることもできます。


さらに目地の原点を下のように指定すると、こんなパターンでも割ることができます。

原点の位置は目分量になりますがイメージは分りやすいのではないでしょうか。











3Dモデルがある場合は、ぜひ試してみてください!




TM