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2020年1月31日金曜日

Revit_グローバルパラメータの活用

今回はグローバルパラメータを使用して情報を管理する方法をご紹介します。


まずグローバルパラメータとはプロジェクト上の寸法に割り当てることができる
パラメータのことです。
※壁や建具のようなカテゴリに割り当てることは出来ません。


今回は例として通り芯から外壁芯の寸法にグローバルパラメータを当ててみます。

①寸法を選択して「パラメータ作成アイコン」を選択します。


②グローバルパラメータプロパティウィンドウで名前を入力して「OK」で完了です。


③割り当てたグローバルパラメータは「管理」→「グローバルパラメータ」で一覧表示できるため、 情報の周知にも有効です。


※全ての外壁芯にグローバルパラメータを割り当てれば、寸法を一括で変更することも可能です。
ぜひお試しください!!

hashi

2020年1月30日木曜日

Revit RUTSのファミリブラウザ

無償アドオン「RUTS」タブ内に「ファミリブラウザ」という機能があります。
これをクリックすると、そのプロジェクトファイル内に
ロードされているファミリがカテゴリ別に絵で表示されます。



ここで選択し、配置することも可能です。



タグも表示されます。


FH

2020年1月29日水曜日

Revit シートに配置したビューを分割する

Revitではビューの不要な部分を非表示状態にして分割することができます。


まずトリミング領域を表示させます。


トリミング領域の[垂直ビュー分割]をクリックすると、ビューが分割され、中央部分が白抜きの状態となります。(分割は何回でも可能です。)





表示したい範囲となるように左右のトリミング領域を調整後、
[ビュー範囲を移動]の矢印マークをドラッグすると片方のビューが移動できるので、シートに図面をレイアウトする際に活用できそうです。(間隔を近づけることは可能ですが、
離すことはできません。)



注意が必要な点は、[垂直ビュー分割]を使用した場合、テキストやタグといった2D要素はトリミングされないことです。活用場所に見極めの必要な機能ですが、是非お役立てください!

Ter

2020年1月28日火曜日

Revit 下絵のリンクDWGを触る方法

Revitのモデリングの際に、DWGデータをリンクDWGとして読み込んで下絵にした場合、
スラブなどいれて下絵の上にモデル要素が重なると、下絵を触っても選択出来なくなって
しまうことがあります。
そんな時、手っ取り早く選択できるようにする方法です。

それは、[表示スタイル]を[ワイヤーフレーム]にすることで選択できるようになります。


[ベタ塗り]の場合

[ワイヤーフレーム]の場合

下絵が触れない場合にお試しください。    
                             T.F

2020年1月27日月曜日

Revit 凡例ビューをシートで位置合わせ

Revit凡例ビューをシートで位置を合わせる方法をご紹介します!

凡例ビューで引いた「詳細線分」の線はシート上ではスナップが効きません
平面図ビューなどの図面ビューは「通り芯」や「レベル線」にスナップが効きます)

キープランなど複数のシートで同じ位置に配置したい場合は、
参照面」で補助線を引きましょう!


【位置合わせ前】


【位置合わせ後】


一つ注意する点として「参照面」は印刷されないので枠が必要な場合は
参照面」とは別に「詳細線分」で作図しましょう。


是非ご活用下さい!


NF

2020年1月24日金曜日

RevitからDWG変換した施工図で線の不具合を解消

RevitからDWG変換した施工図を、DWGから
PDF印刷をする際の事象です。
PDF印刷した図面を確認すると部材に対し、
塗りつぶしハッチング上に斜線が生成されていました。
部分)



DWGからPDF印刷でデフォルトの
「AutoCAD PDF」を使用しますが
「PDFオプション」を変更することで施工図の
線の不具合を解消することができました。


AutoCADからPDF印刷から「PDFオプション」
重ね書きコントロールの設定
・「線の上書き」
    
・「線の重ね書き」
に変更することで、塗りつぶしハッチング上の
斜線が見えなくなりました。

印刷プレビューでは表示されなくても、印刷すると
塗りつぶしハッチング上の斜線が見えてしまう時
がありますので、斜線が生成されてしまう時は、
上記の要領で試してみてください。

T.N

2020年1月23日木曜日

胴縁立面図の線種の工夫


胴縁立面図を作図した際に、
胴縁や間柱、耐風梁のどの線が何を示しているのかが判りづらいとの
ご指摘を頂きましたので、見やすくなるような工夫をしました。


奥行ごとに線種を変え、
一番奥にある本柱、大梁を荒い破線に、

次に手前にある間柱、耐風梁を細かい破線に、

一番手前にある胴縁を実線としたら見えやすくなりました。


図面をただ作成して満足するのではなく、
現場の方が見やすく扱いやすい図面になるような心掛けが
作図には必要だと感じました。

J.N

2020年1月22日水曜日

層間部分の塞ぎプレート

中間階の外壁とスラブ間の層間部分ですが、
その部分は区画のためRW(ロックウール)を充填しますが、
内装内側の壁仕上げが無い場合、層間ふさぎ部分が
見え掛りとなってしまいます。
工場の作業場、倉庫などそのまま見え掛りで良いか、
化粧プレートで塞ぐかは打合せが必要と思います。

大規模な建設プロジェクトで層間部分の延べm数が大きいと
コストにも影響が出ると思いますが
今回は打合せで塞ぎPL-1.6を設置することになりました。

内装内側の壁仕上げが無い場合、層間部分の塞ぎプレートについて
プロジェクト初期段階の確認項目にすると良いと思いました。
T.N

2020年1月21日火曜日

サンドイッチパネルの目地割検討


サンドイッチパネルの縦目地位置確認、位置決め
提案をするため、設計図立面図を見てみましたが、
確定したルールが見つけられませんでした。

サンドイッチパネルの縦目地位置を出来るだけ
パネル長さを均一で提案、打合せしたいため
パネル長さ@8000,7500,7000,6500
4種類の透明な目地割確認定規を作成し
設計図立面図に重ねて確認してみました。



目地割確認定規を立面図に重ねて見てみると、
どの@パネル長さが今回の立面に当てはまり
パネル長さが均一で提案できるかがわかりました。

開口部がなければ悩むことがないと思いますが、
・立面全体の均等目地位置
・開口合わせの目地位置
(開口横に小さなパネル長さ300mm以下が
残らないようにする)を確認し、サンドイッチパネルの
縦目地位置提案図を作成しました。

大きく立面を全体で見ることと、小さい個別の開口とが
一緒に確認できることが良いと思いました。

サンドイッチパネルの縦目地位置で悩んだ時や
パネル長さをできるだけ均一にしたいときなどに
試していただけたらと思います。

T.N

2020年1月20日月曜日

Revit 柱と床取合い、梁と床取合いの勝ち負け


Revitの基礎躯体モデリング作業で柱とスラブ取合い、
梁とスラブ取合いの勝ち負けについて調整方法を
紹介したいと思います。


①部分の床が柱に食い込んでいますが、
実際モデルもそのようになっています。
でも床のスケッチ編集で柱型を切り欠くような
モデル修正しなくても、勝ち負け調整で
正しいモデルにすることができました。



Revitの結合優先順位についてデフォルトでは、
壁>床>柱>梁 となっています。

この優先順位を、
REXJの結合調整
構造柱構造フレーム
へ結合優先順位を調整します。
調整後、床のスケッチ編集することなく、
柱と床、梁と床の勝ち負けを正しく表現することができました。

床のモデリング作業で、通り芯までモデリングしていても
梁面に修正したり、柱型に合わせて切欠き修正したり
しなくても大丈夫なんですね。。。
是非、試していただけたらと思います。

T.N

2020年1月17日金曜日

Revit アドイン(RUTS)で簡単にフィルタ作成

Revitアドインを使った簡単なフィルタの作成方法をご紹介します!

今回ご紹介するアドインRUTSの「フィルタメーカー」です。
ダウンロード(Revit Peeler):RUTS2019 v19.05.08

過去の記事でも少しご紹介してますが細かなポイントや
注意点なども含め、改めてご紹介します!
参照:2019年7月25日 Revit コンクリートの工区を作成する(2)


①フィルタメーカーを起動
ビュー上でフィルタを作成するカテゴリの要素を一つ選択し、
RUTS」の「フィルタメーカー」を選択します。


②パラメータと値を設定
フィルタメーカー」ウィンドウでフィルタを作成する
パラメータを選択し、対象のにチェックを入れます。



値はプロジェクト内にある全ての値が表示されるので、
集計表などで値を把握しておきましょう。



OK」を選択すると作成したビューでフィルタと色が自動で割り当てられます。



③フィルタ名を変更
表示」の「フィルタ」から作成したフィルタの名前を変更します。
(アドインの不具合解消のためです)



④フィルタの色を再割り当て
フィルタを作成したビューの「表示/グラフィックスの上書き」の「フィルタ」から
それぞれの色を任意に割り当てて完了です。



同じアドインの「フィルタ凡例」を使用する場合は、
「パターン」の「前景」色を割り当てましょう!
(「背景」に割り当てると「フィルタ凡例」が反応しません)



0からフィルタを作成するよりは早く作成できると思います!


是非ご活用下さい!


NF

2020年1月16日木曜日

Revit アドイン(BIM One)で簡単に色分け

Revitアドインを使った簡単な色分け方法をご紹介します!

今回ご紹介するアドインBIM Oneです。
ダウンロード(AUTODESK APP STORE):Color Splasher(BIM One)

使い方はとても簡単です!

①「BIM One/Color Splasher」を起動
対象カテゴリを選択(複数可)
③色分けするパラメータを選択(複数の場合は共通のパラメータ
色を設定(個別で設定も可)
⑤「Apply color set」でビューに反映



これでアドインでの設定は完了ですがこのままだと要素の輪郭色
設定されているので、輪郭色を元の色に変更します。

⑥輪郭色を変更
ビュー上の色分けしたカテゴリ要素をすべて選択し、
右クリックから「ビューのグラフィックスを上書き」の「要素別」を選択します。



固有の要素グラフィックスを表示」ウィンドウで
投影線」の「」を「要素ごとの上書きなし」に設定して完了です!



注意する点としては3点あります。
(1)色設定の保存
上記手順④の色設定は、一度アドインのウィンドウを閉じると設定が残らないので、
凡例の作成用などのために「Save schema」で保存しましょう。

(2)追加・変更時の対応
このアドインは「ビューのグラフィックスを上書き-要素別」の機能を使用しており、
あくまでも個別の要素ごとに色を割り当てているだけです。
表示/グラフィックス」の「フィルタ」のように指定した条件に対応して
色分けをしているわけではありません。
なので要素を追加したり、配置済みの要素を変更しても色は追従しません
追加・変更した場合は「Clear set」でリセットし、
再度ロードした色設定を反映しましょう。

(3)凡例は手動
上記で記載したように「フィルタ」で設定したのではないので、
RUTS」の「フィルタ凡例」など使用できないので、
凡例は手動で作成する必要があります。
(簡易的でいいのであれば設定画面をキャプチャとして貼り付ける方法もあります)


多少注意することはありますが、
フィルタだと数多い色の割り当てが大変です。。。
モデルの状況確認簡単なモデルチェックに有効だと思います!
またこのアドインは3Dビューでも使用できます!



是非ご活用下さい!


NF

2020年1月15日水曜日

Revit 寸法線スナップ間隔

Revitで寸法を配置する時に便利な「寸法線スナップ間隔」についてご紹介します!

すでに配置している寸法がある場合で段組みの寸法を配置、移動する際に
寸法を近づけるとガイドが表示される機能があります。



段組みの寸法を配置する際にとても便利です!
この間隔を任意の間隔で設定することで、さらに有効に活用できます!
寸法のタイププロパティの「寸法線スナップ間隔」で設定できます。



寸法線スナップ間隔」が3mmで「ビュースケール」が1/100の場合、
ビュー上での間隔は300mmになります。



この「寸法線スナップ間隔」は配置、移動する時に影響する設定で
後から数値を変更しても配置している間隔には影響しません
図面の外周に配置する通り芯寸法などは少し広めの3mmで配置し、
壁の振り分け寸法など密集する寸法は2.5mmで配置するなど使い分けが可能です!

また「ビュースケール」を変更すると配置している寸法の
ビュー上での間隔はそのままなので注意が必要です。



是非ご活用下さい!


NF

2020年1月14日火曜日

Revit 寸法の位置合わせ

Revitで寸法線はスナップが無いので「位置合わせ」ができないと
思っていましたが唯一スナップが効く箇所があったのでご紹介します!

唯一スナップが効く箇所は、寸法線の端点にありました!
寸法線の端点にスナップが効くので詳細線分などの補助線に
位置合わせ」することができます!


図面を綺麗に見せるために寸法位置は重要ですよね!
是非ご活用下さい!


NF

2020年1月10日金曜日

Revit 基礎に柱を飲み込ませる

Revit基礎に柱を飲み込ませる方法をご紹介します。

Revitでは基礎のレベルは柱の下端に合わせて自動調整されます。
そこで柱のアタッチを利用して基礎に柱を飲み込ませます。
基礎と柱が一体となっているような構造で基礎伏図など
柱の躯体線が必要な時に活用できます!



①基礎と柱を配置
まずは基礎と柱を配置します。


②柱と基礎をアタッチ
柱を選択して「アタッチ 上/下端」で下記のように設定し、基礎を選択します。

柱をアタッチ      :下部      
アタッチスタイル    :ターゲットを切断
アタッチ位置合わせ   :柱の中線で交接 (どれを選択してもOKです)
アタッチからのオフセット:-500      (マイナス値であればOKです)


③基礎と柱をアタッチ解除
柱を選択して「デタッチ 上/下端」で、基礎を選択します。


④基礎と柱を結合
ジオメトリを結合」で柱→基礎の順で選択して結合します。
柱勝ちとなるようにします)


⑤柱のレベルを調整
柱を選択し、インスタンスパラメータ下端上端の高さを調整します。


これで基礎に柱を飲み込ませる方法は完了ですが、
基礎と柱をRevitの機能である「通り芯位置に一括配置」で
それぞれ配置してから①~⑤を繰り返すのはとても手間が掛かります。。。


なので基礎と柱に杭を加えた3つを1セットで作成してから
コピーで配置した後に符号やレベルなどを調整した方がいいと思います!
(杭と柱は必要に応じて結合調整しましょう)


是非ご活用下さい!


NF