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2015年11月30日月曜日

ArchiCAD_リノベーションフィルタを使った3Dスクリーンショット

狭い部屋の3Dスクリーンショットを撮りたい場合、少し引いたところにカメラアングルを置いて部屋全体的に撮りたいが、壁が邪魔な時があります。





その壁を非表示にするには、新たに作成したレイヤーに変更して非表示にするか、
壁を一時的に消去するかという方法も考えられますが、
レイヤーを増やすとレイヤーセットの調整も必要になったりします。

壁を一時的に消去するというのは、得策ではありません。


そこで、そんな時はリノベーションフィルタを使うと便利です。


①邪魔な壁を選択して、設定画面の「タグとカテゴリ」の「リノベーション」の「リノベーションフィルタで表示」を
全ての関連フィルタから01既存プランに変更します。











②平面図ビューでクイックオプションからリノベーションフィルタを
【01既存プラン以外に変更すると、邪魔な壁が非表示になることが確認できます。








3Dを表示させて同様にリノベーションフィルタを
【01既存プラン以外に変更すると邪魔な壁が非表示になり、
部屋全体が見渡せる3Dが表示できるので、その状態でスクリーンショットを撮ります
















リノベーションフィルタを多用していると単純に上記の方法だけではうまくいかないこともありますが、
全ての要素のリノベーションフィルタの設定がデフォルトの状態であれば、
上記の方法で簡単に行なえます。


Takayuki.H

2015年11月27日金曜日

ArchiCAD スラブtoスラブ壁の高さ調整

[単一屋根までクロップ][要素をスラブに調整]ツールを使って壁の高さ調整を行う手法を紹介します。


高さ情報、形状が対象物を削除しても維持される。

手法はとっても簡単で壁を選択して壁の上部がスラブか屋根を確認し、2つのどちらかのツールを
使って、必要なチェックボタンをクリックし、[OK]または[クロップ]をクリックするだけ。
しかし、少しの準備と注意があります。

使用ツール
  ◆準備◆
 壁の調整前の準備として調整対象物より壁の高さを高くする。


◆注意点◆
1つの壁に複数のスラブがある場合[要素をスラブに調整]⇒高い側のスラブにしか調整されない

◆対策◆
・高さの違うスラブ、屋根に対し壁を分割する。
                                                       A.M


2015年11月26日木曜日

ArchiCAD ゾーンとマークアップツールで色分図

ゾーンマークアップツールを使って
色分図を作成します!

まずゾーンを入力します。




今回ゾーンのプロパティには床・壁・天井の仕上げを入力しました!




 あとで一括変換できるように一覧表も準備します! 





続いて
マークアップツールを使って
各ゾーンの床仕上げ、天井仕上げ、壁仕上げ
を設定します!

オプション>属性設定>マークアップスタイルで登録後

ドキュメント>マークアップツールを表示させ
「▼マークアップ項目」で項目の追加をし

ゾーンを選択した状態で要素の強調表示をクリックします!

※このとき、一覧表を活用して一括変換すると便利です




強調表示できました!

目のマークをON/OFFすれば

床仕上色分け↓



天井仕上色分け↓



壁仕上色分け↓



そしてこれをPDFに‥
と思ったのですが


ゾーンカテゴリ色になってしまいました‥
よく見ると、部屋名はマークアップツールの色になっています!


そこで!

印刷してもマークアップの色で出力されるように
モデル表示オプションで設定を変えます!


まず床仕上・天井仕上については



(※ゾーンの設定の表面塗りつぶしの追加の%などはお好みでお願いします)


印刷すると↓




壁仕上については



(※実際の太さの線についてはお好みでお願いします。
線の太さは、オプション >属性設定 >ペンとカラーのところでできます!)


そして印刷‥
おしいですね!今回はゾーンを壁芯で入力していたため
壁と重なってしまいました‥

なので

オフセットした線種を作成します↓





そしてこれを印刷すると↓

できました~~~!


そしてゾーンカテゴリ




印刷すると↓

以上です。全部できました!!!

ちなみに
もうお気づきかと思いますが部屋名も色が変わってしまうんですね!

なので
部屋名が書いてある設計図と重ねたりすると、
よりわかりやすいです!

天井高別とかもできますね!

プロパティと一覧表とマークアップツールを使えば
色々な色分け図ができて面白いですよ~

y-ito



2015年11月25日水曜日

アルミ製建具の障子ストッパー

アルミ製建具(引違い窓)で、障子の日常の開閉について、
10cmほどで開き止めをしたいとお客様の要望がありました。

これらは取付けが完了した写真ですが、障子ストッパー
検討してみると、様々なタイプがありました。

ストッパーを障子の框に組み込むタイプやレールに固定する
タイプ、ホームセンターにある既製品(あと付け)タイプ、
鍵付きでストッパーの取り外しができる製品や
固定しかできない製品等、大きく4タイプありました。


窓全開にするときの対応(窓清掃のとき)を図面にコメントし
A案,B案,C案,D案を提示、打合せをしました。
打合せの結果、D案の前写真のとおり、レールにビス固定する
障子ストッパーで決定しました。

障子ストッパーについて調べてるとき、けっこういろいろな
タイプがあるなぁ~と思いました。それと、図面の比較表
けっこうわかりやすく提示、打合せができたかな・・・と思います。

T.N

2015年11月24日火曜日

ArchiCAD 外壁角波をけらば包みでソリッド編集

外壁角波とけらば包みの取合いなど、壁の天端斜め部分の編集は
ちょっと面倒ですよね。

ソリッド編集で少し困りながらも、
シェルパ社 M先生に教えてもらい編集できました。。。


外壁角波のソリッド編集
  ターゲット要素(外壁)を取得します



 オペレーター要素(けらば包み)を取得します



 上方向へ減算を選択して実行します



 あれれ、外壁角波斜めの上方向が消えないよ~
 そこでシェルパ社のM先生に聞いてみました。


 言われたとおり、断面形状で作成したけらば包みを確認。
 ビルディングマテリアルをみてみると・・・斜線1
 
 優先度の低いビルディングマテリアルで断面形状を作成した
 けらば包みとなっていました。。。

 オペレーター要素(けらば包み)のビルディングマテリアルを
  ターゲット要素(外壁)より、優先度を高く設定すること”を
 教えてもらって、


 断面形状で作成したけらば包みを、優先度の高い 
 ビルディングマテリアルに修正・・・金属-スチールに変更


オペレーター要素のビルディングマテリアル優先度を
ターゲット要素より高く修正しました。
できました。できましたよ~ 外壁角波斜めの上方向が消えました。
ちょっとしたことなんですが、少し手間取りました。
M先生へ ありがとうございます。

壁、屋根取合いでは、
ArchiCAD 壁を屋根で切断する方法の比較
も以前のシェルパブログにありますので、参考にどうぞ!

T.N

2015年11月20日金曜日

鉄骨建方での小物ユニット化

鉄骨工事でキャットウォーク点検床など、細かい材料で
構成されている部材(床・根太・大引き材)は、
現場で組立するのではなく、鉄骨工場で組立する
計画にすると良いと思います 。

取り付けも1回の荷揚げで設置できるので、
結果、現場工程の短縮になりますよね。



外壁下地になる鉄骨胴ぶちについても間柱に地組みして、
鉄骨建方を実施しました。



1本、1本の鉄骨胴ぶちを取り付けすることは労務も
時間もかかります。地組みすることで、1回の荷揚げで間柱、
胴ぶち(仮取付け状態)を取付けできました。

似たような設計(構造体)の時、
また間柱への鉄骨胴ぶち地組みを実施しようと思います。

T.N

2015年11月19日木曜日

ArchiCAD メッシュで地理院地図の地形データを取り込む


国土地理院の基盤地図情報の標高データをArchiCADに取り込んでメッシュで地形モデルを作成できます。

2015/04の【ArchiCAD 「地理院地図3D」を活用し、地盤モデルを作成する】ではモルフで取り込まれ、縮尺が合いませんでした。


①予め同サイトで無料配布している、FGDV.exeをダウンロードしてください。





②登録が必要なので、新規登録してからログインします。



③サイトの「基盤地図情報数値標高モデル」をクリックします。

④「5mメッシュ」または「10mメッシュ」で地図上で場所を選択するか、地域を選択していきます。




ZIPファイルを選択して「ダウンロード」をクリックします。



⑥ダウンロードしたZIPファイルをFGDV.exeで開き、取り出したい地形の場所をウィンドウ内でアップにし、「エクスポート」>「標高メッシュデータのシェープファイルデータへの変換」でxyz形式で出力します。




⑦出力したxyzファイルは、XYが逆転しているので、エクセルで列を入れ替え保存し直します。座標情報なので、そのまま取り込むとモデルが原点から離れてしまうので、必要があればXYZの座標値を調整しましょう。



ArchiCADで、「デザイン」>「測量データからメッシュを配置」でメッシュツールで地形モデルが作成されます。



測量図の座標値と調整ができれば、建物モデルとバッチリ合わせて統合することができますよ!

メッシュツールなので扱いしやすいですね!!

ぜひお試しください!

FH