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2017年10月27日金曜日

Revit 一覧表の内容表示方法

Revitで一覧表を使って、モデル確認しようと思い、
一覧表を作成したのですが、
表示したい項目がうまく表示出来ない、ということがありました。

いろいろ触っていたら表示することが出来ましたので、方法をご紹介します。

一覧表で項目の全てを表示させた場合、ArchiCADでは、このようになります。



同様にRevitでもこんな感じですね。




一覧表を見やすくしたり、同じ項目をまとめて表示したい場合は、ArchiCADでは、
『均一項目で結合』にチェックを入れますが、表示は複数有るものもそれぞれが表示されます。

★ここで表示されているのは、2FLに有る4パターンの梁


Revitの場合、同様の表示をするには、『プロパティ』ー『その他』ー『並び替え/グループ化』



から、『各インスタンスの内訳』のチェックをはずすとまとまります。



しかし、それだけでは複数有るものが空欄になってしまいました!



この状態だと、どのような情報のものが有るか分かりませんね。


ここで、
ArchiCADのようにそれぞれ表示させるには、前出の『並び替え/グループ化』ウィンドウの並び替え方法で表示されていない項目(ここでは、マーク、タイプ、zオフセット値)


をそれぞれ選択します。



そうすることで複数有るものもそれぞれが表示されるようになりました!!



めでたし、めでたし。
                                             T.F

2017年10月26日木曜日

Navisworks 複数条件で選択セットの作成


Navisworksの選択セット、一度作っておけば干渉チェックに使えたりと、とても便利ですよね。


「項目から検索」を利用して、選択セットを作る場合、複数の条件だとデフォルトでは&」検索になっていますがOr」検索もできることをご存知でしたか?


&」検索だとその条件すべてに当てはまるものでないと、選択されません。なので、結果的に「オブジェクトがありません」となってしまうこともしばしば。


条件ごとに選択セットを作って、フォルダで管理するのも面倒だなと感じていたところOr」検索もできることを発見しました!これだとひとつの選択セット内に複数条件のいずれかに該当するものを作ることができますね。

項目の2行目以降で右クリックするとOr検索」というオプションがあるので、それにチェックを入れておけばOKです。(1行目をクリックしても、グレーアウトして選択できません。)

Or検索」にすると、条件の①項目目または②項目目に該当するものが選択されていることが分かります。ぜひお試し下さい!




TM

2017年10月25日水曜日

馬目地と芋目地-1

建築には、目地というものが付きものですよね。
目地をまたいで張り繋ぐ『馬目地』と、目地を通して張り繋ぐ『芋目地』が有ります。


馬目地


芋目地

意匠的にどちらが良いかは好みによりますが、施工的には芋目地はとても気を使います。
なぜかというと目地の通りの良し悪しが見てすぐに分かってしまうからです。

タイルなど、目地幅が3~5㎜程有るものはそこで目地の微調整が可能なので良いのですが
天井仕上げボードのように目地を設けず、突きつけで張っていく場合は調整が困難です。

ここで天井ボードを例にして突きつけて張る場合の難しさを説明しますと。。。

馬目地の場合、目地の交点にはボードの角は2つとボードの側面の通った部分が接します。



全体を見ても、その繰り返しになります。側面に合わせてボードの角をくっ付けて張って
いくため、繋がっている目地は縦方向(ボードの長手方向)だけであり、ボード自体が
ずれることも少ない=角が合い易いことになります。

しかし芋目地の場合は、目地の交点には4枚のボードの角が接します。その4枚のボード
の他の角は、全て他のボードの角同士が取合い、その状態が隣、その隣へと続いていきます。
そのため、ボードの製品の誤差や、ちょっとした施工誤差が生じてしまうと目地のずれが発生し、

それが全体に及んでしまいます。


目地が目立つ種類のボードはそのずれが一目瞭然に分かってしまいます。


ということで、施工者は、施工誤差の発生が少ない、目立たない馬目地を推奨するのですね。

                                               
                                                  T.F

2017年10月24日火曜日

Navisworks TimeLinerで簡易ステップ-3

前回ご紹介した「TimeLinerで簡易ステップ-2」

毎日ステップなのですが、、

日付入力するのとか、、結構大変ですよね。。。

CSVデータの作成がもっと楽にできたらいいな、、

と思い、Excelで工程表を作成し、Excel関数で計画開始日などを
取得できるようにしてみました!


まず、「②作業コード」シートで、作業を書き出し、色を決めます。
わかりやすいように、色はNavisのタスクタイプと対応させています。
(色のRGBを書いておくと、Navisで色を追加するときも楽ですよ!)

注意点として、Excel関数で日数を取得するため、タスク番号「A01」や「A02」は
ユニーク番号とします。




「①工程表」シートでは、工程表を入力します。

入力の間違いをなくすため、
[ホーム]→[スタイル]→[条件付き書式]→[ルールの管理]でルールを作成し、色をつけています。

また、[データ]→[データツール]→[データの入力規則]を利用し、
シート「②作業コード」のタスク番号をプルダウンで選択できるようにしています。




ちなみに、日付の部分は、「2017/9/6」と入力して、表示を「6」のみにしています。




「休日(日曜日以外)」シートでは、日曜日以外の休日を入力します。
(第2、4土曜日とか、祝日とかです。)




そして、CSVにコピペする元となるシート「工程表変換(A工区)」では、
Excel関数を使って、日数を取得します。





まず、「日数」は、その作業が何日間あるかを読み取っています。
(「B2」セルと同じタスク番号が「①工程表」の水色範囲に何個あるか、です。)




「開始日」は、その作業の開始日を読み取っています。
(「①工程表」の水色範囲から「B2」セルと同じタスク番号を探して、
「①工程表」のオレンジ範囲の中から該当セルの内容を取得する、という感じです。
同じ行に複数のタスク番号がある場合、1番最初のタスク番号が書かれているセルを読み取ります。)




「終了日」は、その作業の終了日です。
(開始日に日数を足すだけだと、土日も含んで終了日としてしまうので、
「WORKDAY.INTL」関数を使います。
「WORKDAY.INTL」は、指定した休日を除外して期日を求める関数で、
「開始日」から数えて「日数」だけ経過した日付を、休日を除いて求めます。
「11」は、「日曜日を休日」と指定していることを意味します。
また、「開始日」を含めて「日数」後を「終了日」とするため、日数から-1しています。)





「ID」はNavisにインポートするときに必要になるので、ユニークIDとなるようにし、「計画開始」「計画終了」は、「開始日」「終了日」をテキストに変換しています。「タスクタイプ」はNavisと同じにしています。
そのほかは、いろいろ組み合わせたりなどして入力しています。



これが作成できたらCSVにコピペします。
空欄部分は、削除します。(「計画開始」の列でフィルタを使うと良いです。)




これをNavisでインポートし、自動アタッチします。
(うまくアタッチできなかったらExcelで間違っている箇所があるかもしれないので
見直してみてください。)

日付が変わった場合は、Excel工程表を書き換えて、CSVにコピペし直し、
Navisで同期することで、TimeLinerでも上書きされます!


大きな現場などで
平面の工区割と工程表だけだと、目でその平面と工程の関係を確認していく作業がしづらかったりしますが、簡略化されたモデルなどで表現すると、関係者が理解しやすくなると思います!


お試しください~


y-ito

2017年10月23日月曜日

Navisworks TimeLinerで簡易ステップ-2

前回ご紹介した「TimeLinerで簡易ステップ」の続きです。

取り込んだ簡易モデルにもタスクを割り当てたいと思います。

こんな感じです↓



1~8工区すべて設定するのですが、
Navis側で1個ずつ設定するのでは、ちょっと時間が掛かりそう・・・なので

今回はCSVインポートルールを使用して自動アタッチで行いたいと思います。


今回作成したCSVはこんな感じです↓




では、さっそくインポートしていきます。

「データソース」のタブをクリックして、「追加」→「CSVインポート」
を選択し、インポートするCSVを選択します。



「フィールド選択」の画面で
CSVのフィールド名とTimeLinerのフィールド名を関連付け、「OK」します。



名前「a工事」の上で右クリックし、「タスク階層を再構築」をクリックすると
(名前は、右クリック「名前変更」で変えられます。)


もともと何もなかった状態から



こんな感じで取り込まれます。
(※CSVインポート前に、Navis側で「タスクタイプ」をあらかじめ設定しておく
必要があります!)




タスクが取り込まれましたが、簡易モデルとアタッチされていないので、
ルールを作成して、自動アタッチしたいと思います。




「ルールエディタ」で「ルールテンプレート」を選択し、
「ルールの説明」画面で青文字部分を変更し、「OK」します。




ルールにチェックを入れて「ルール適用」をクリックすると・・・



ご覧の通り、アタッチされました!!



これで前回のようなシミュレーションができます!


y-ito

2017年10月20日金曜日

Navisworks TimeLinerで簡易ステップ

NavisのTimeLinerで簡易ステップをやってみました!

今回はArchiCADの要素プロパティを使いました。

簡易なので、スラブで工区を表現し、
プロパティマネージャーに「工区」を入力します。
(下図は、IDにも工区を入力して、ラベルを配置した状態の平面ビューです。)


(※プロパティマネージャーについてはこちらも参照ください

ArchiCAD20の新機能 「要素プロパティ」~Part2~







入力後、「ファイル」→「名前を付けて保存」から、IFCで保存します。
「設定」→「複製」で既存のものを複製します。
(今回は、「一般的なトランスレータ」を複製してやってみました。)



そして、「データ設定」をクリックし、「要素プロパティ」にチェックを入れます。



IFCで保存後、Navisのアイコンにドラッグ&ドロップして開いてみました。
要素プロパティが取り込まれています。



これだけでは何を示したモデルかわからないので、
工区を示したdwgを追加します。(先ほどのArchiCADからdwgに保存しました!)


見づらいので10mm上に移動します。






見やすくなりました!
(移動後は、「移動」のアイコンを再度クリックすると、ギズモが消えます。)




そして「タスクを追加」で名前をつけ「タスクタイプ」「計画開始日」「計画終了日」を
設定します。







今回、タスクタイプは、こんな感じであらかじめ追加しております!



設定だけではモデルがアタッチされていないので、dwgデータを選択し、アタッチします。(選択ツリーで選択すると楽です。)







取り込んだ簡易モデルにもタスクを割り当ててアタッチし
(これについては後日紹介させていただきます!)


「シミュレート」してみます!





再生ボタンをクリックすると・・・









こんな感じでシミュレートできます!



y-ito