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2018年3月30日金曜日

「防災メール」の有効活用

 安全に工事を行うため、大雨、強風、大雪等常に最新情報を入手する必要があります。気象庁等のサイトにて情報を手に入れるのも手段としてありますが、各自治体が運営している「防災メール」を活用するのも手段の一つとしてとても有効です。
(現場付近の情報がタイムリーに情報が手に入る)

 着工の際に現場の自治体が「防災メール」を運用しているか確認しておくことは重要だと考えます。


「防災メール」で検索をすると、様々な自治体で運用されていることがわかります

T.S

2018年3月29日木曜日

収斂火災の防止

 虫眼鏡等で太陽光を集め可燃物を発火させる収斂作用ですが、この作用により意外な場所で火が発生する可能性があります。それは産業廃棄物用のコンテナ(以下産廃BOXです)

産廃BOXにはビニル等透明で柔らかいものが捨てられる
雨等によりビニル等に水が溜まる
ビニル+水により凸形状が構成される
収斂効果により下部にある可燃物が発火してしまう

という流れで産廃BOXから火災が発生してしまう場合も有るそうです。
この様な火災を防止するためにも、不燃性・不透過のシートで産廃BOX上部を覆う必要があります。


T.S

2018年3月28日水曜日

検査における判定基準の考え方

 各種検査を行う場合、当たり前ですが合否判定を行うための基準があります。
(例えばかぶり厚さの許容差であったり、コンクリートの上限温度であったり…)

 これらは、設計図書等で特別な指示がない場合、ほとんどの場合、各標準仕様書の記載事項を判定基準にしてしまいます。

「判定基準にしてしまいます。」

と書いたのは、時としてこの判定基準が違う場合があるからです。

 例えばコンクリートで防油堤を作る場合でJASS5の記載であれば、部材の位置は±20までの許容差を判定基準にしてしまいます。ただ、防油堤から油が漏れた場合で、漏れた油の容量が指定されていた場合はどうでしょう。プラス方向(漏れた油の受け容量が大きくなる)に位置ズレが起きているのであればよいのですが、マイナス方向(漏れた油の受け容量が小さくなる)に位置ズレが起きた場合、油が溢れ出すし、防油堤として機能しない可能性も発生しうるのです。

品質管理項目を決める際には、機能に対して品質が確保できているか確認することが大切です。


T.S

2018年3月27日火曜日

ArchiCAD _穴の開いた鋼製床を作成

屋上の点検歩廊などで使用される穴開きの鋼製床(ファインフロア)を敷いた状態で
その床の下部がどれぐらいの明るさになるかを確認する為、材質を工夫して
メッシュツールで床を作成!

スラブツールなどで穴開きの鋼製床を作成し、1枚ずつ配置してもよいが、多くの穴の開いたスラブを
 複数配置するとポリゴン数が増大し、モデルが重くなる為、材質で作成する様にした。

POINT
 1.実際の形状の鋼製床をスラブツールで作成し、それを画像化。

 2.PPTでその画像の穴開き部を透明に加工

①鋼製床をスラブで作成


                                     メーカー仕様通りの穴開きの鋼製床作成
3Dで平行投影とし、真上からの状態をキャプチャー(モデル背景を黒にするとよい)


                                             平行投影状態でキャプチャー

PPTで画像を選択し、[書式]-[]-[透明色を指定]をクリックし、黒い部分をクリック。





PPTで画像加工



④穴の部分が透明になった画像を保存し、ACの材質の設定でその画像を取り込んだ材質を作成。
 ポイントとしてはこの時、「透過」にチェックを入れる。
 デフォルトの「金属-後視フェンス」を複製して作成すると設定がそのまま使える。


材質作成



⑤メッシュで鋼製床を作成。この時組み立て法を表面とし、作成した材質とする。

メッシュに材料を当てる




⑥下部のものが透けて見えます。


下部のものが透けて見える



A.M

2018年3月26日月曜日

転圧時注意すべきポイント

 アスファルト舗装やコンクリート舗装時の路盤形成時に転圧を行いますが、その際の気をつけるポイントです。

 側溝やマンホール、機械基礎等構築物の取り合いを転圧する際プレートを使用しますが、プレートを構築物と直角に当ててしまうと転圧が出来ない場所が発生します。これはプレート先端が曲面になっているため、そのスペースにプレートが当らないために発生します。

 この様な事を避けるため、構築物と平行にプレートを走らせ、転圧する必要があります。



T.S

2018年3月23日金曜日

洗浄便座用リモコン設置時の注意点

 洗浄便座用リモコン設置時に注意すべき点の一つに着座位置と便器の方向を合わせる事があります。漢字や英語で「前後」の表記が有る場合はまだ大丈夫なのですが、「◀▶」等矢印表記されている場合では特に注意が必要です。例えば「◀」が前、「▶」が後ろとした場合で、下図の様に便器に向かって左壁面にリモコンをセットしてしまうと、矢印の向きが逆になってしまいます。

この様なことがないように洗浄便座のリモコン設置時には、リモコンの表示内容を確認しておかなければなりません。



T.S

2018年3月22日木曜日

充填グラウトの練りあがり温度について

 暑い季節になると、充填グラウトの練りあがり温度に気をつける必要があります。通常の製品だと35℃を上限とするものが多く、真夏になり外気温が高くなると35℃という温度管理は難しくなります。

 練りあがり温度を下げる一番有効な対策として「材料自体の温度を下げる」のが有効です。特にセメントに関しては、セメント自体が水和熱により熱を発するため、セメントの温度を下げておくことがポイントです。

 材料保管庫等の遮熱性をあげる、排熱効率を上げる、場合によってはエアコン等で保管庫の室温を下げる等事前の対策を行っておくことが大切です。


T.S

2018年3月20日火曜日

Excel 辞書ツール

Excel(IME)の辞書ツール機能で読みを省略して語句を登録されている方は多いと思いますが、読みの部分は文言だけでなく、数値も対応可能だという事はご存知でしょうか。

 例えば「コンクリートの4週圧縮強度」という文字に対し「28」という文字を当ててやったり電話番号の4桁数値を入れることによって、その住所が変換出来る様になります。

便利だと思いますので、是非使用してみて下さい。


T.S

2018年3月19日月曜日

ArchiCAD 外部図面を配置で図面を取り込んだとき

ArchiCADのワークシートに「外部図面を配置」で
dwgデータを貼り付けて、モデルとの重ね図を作成したときに、
よく見るとdwgのデータの線種が違っていたり、
文字フォントが違くなっていることがありました。





取り込んだときにそうなってしまったのかなと思ったのですが、
dwgをAutoCADで開いてみると、
ArchiCADに取り込んだときに変わってしまったのはフォントのみで、
線種などは、dwgの時点で、すでに点線が実線になっていたりしました。

たどってみると、どうやら違うCADで作成したものをdwgにした
ような感じです。

ひとまず、
取り込み用として、実線を点線にしたいな・・

ってとき、試していただきたい方法をご紹介します。

操作はAutoCADで行います!




まず、
「形式」→「線種設定」→「グローバル線種尺度」を変更→「OK」
(私の場合は、約「5」になっていました。300倍して、「1500」にしました。)





続いて、

「形式」→「文字スタイル管理」→変更したいスタイルを選択→
「ビッグフォントを使用」のチェックを外し、フォント名を選択




続いて、

「形式」→「寸法スタイル管理」→変更したいスタイルを選択→「修正」
→「シンボルと矢印」で矢印のサイズを変更→「OK」
(私の場合は、約「0.6」になっていました。300倍して、「180」にしました。)
(その他に変更があれば変更する)




dwgを保存し、再度ArchiCADに取り込みました。

うまくいったようです。




今回の方法でできない場合もあるかもですが、
もし同じ状況になってしまった方は、試してみてください♪


y-ito


2018年3月15日木曜日

免振EXP.Jクリアランス部の落下養生の形状


とある建物の免震クリアランスに有るグレーチングを見て『おやっ』と思うことがありました。
 
落下防止のために設置しているものと思われますが、両側が躯体で挟まれた場所にグレーチング
が置いてあります。



写真の向かって右側は、跳ね上がる形状、左側は、ずれ止めのダボにかけてあります。
地震で縮む側に揺れたとき、跳ね上がらず、躯体の側面に当たりグレーチングが挟まれた
状態になり、そのままグレーチングがつぶれるか、跳ね飛ばされるかのではないかと想像が
出来ます。 グレーチングは飛ばされると、カーテンウォールのガラスに当たり、ガラスが
割れてしまう恐れが有ります。
グレーチング自体のクリアランスがほとんどないため、大きな地震でなくとも壊れて
しまうのではなかと思われます。

ゴミなどの落下防止も踏まえてこのグレーチングを採用したことと思われますが、
クリアランス部分にはネットを掛けるなどでもよいのではと感じました。
地震による二次被害が少ない方法にしたほうが良いと思いました。
                                    T.F

2018年3月14日水曜日

Excel 移動に関する小技

今回は、Excelの移動に関する小技を3つご紹介致します!

データ範囲の一番端まで移動
 データの範囲内で「Ctrl+矢印キー」を押すことで、
 矢印方向の一番端まで移動することができます。
 「Shift」と組み合わせることで、複数選択も可能です。
 多くの行や列があるデータの確認やコピーに役立ちます!

「Ctrl+↓」を押した場合

シート間の移動
 「Ctrl+PgUp(PgDn)」でシートの前後のページに移動することができます。
 複数ページを見比べる時などに役立ちます!

「Ctrl+PgDn」を押した場合

シートタブを一番端まで移動
 シートタブ横の矢印マーク上を「Ctrl」を押しながら選択することで、
 シートの一番端まで移動することができます。
 シート数が多く、複数のシートを選択する場合などに役立ちます!

「Ctrl」を押しながら▶を選択した場合

普段よく使うExcelちょっとしたコマンド
便利になるので是非ご活用下さい!

NF

2018年3月12日月曜日

海岸沿い建物の竪樋の取付

 とある海岸線沿い建物の竪樋を見ていたところ、あることに気づきました。
樋のつかみ金物と竪樋を止めるボルトについて、ボルトの頭の向きが海岸に面する方(潮風が当る方)に施工されており、海岸に面しない方(潮風が当らない方)がナットで施工されていました。

 これは建物供用中に樋の取替えや破損時の交換時に樋を外す際、錆によるナットの固着を少しでも減らす工夫だと思われます。

建設時にはこの様な供用後の事も考えた工夫も建設時に盛り込む必要があります。


T.S

2018年3月9日金曜日

ArchiCAD_表現の上書きで足場の解体表現


施工ステップで足場の解体箇所が分かりにくかったため、表現の上書きを使って解体前に赤くハイライトされるように設定してみました。

まず「ドキュメント」の「表現の上書き」から解体する足場を赤く上書きするというルールを作成していきます。




ルールが作成できたら、「表現の上書きセット」にルールを追加していきます。






ステップごとにビュー登録をし、ビューの設定で「レイヤーセット」を割り当てます。(予めステップごとにレイヤーセットを作成しています。)

次に「表現の上書き」で先程作成した「表現の上書きセット」を割り当てることにより、足場の解体表現ができました!








レイヤーセットとレイヤーの組み合わせ等、違う条件では上書きルールがうまく作成できないので、特定のレイヤーセットにある要素を上書きしたい場合は、一度ビュー登録をして、ビューの設定から行うと良さそうですね。


施工ステップがぐっと見やすくなりますよ!ぜひお試し下さい!




TM


2018年3月8日木曜日

ArchiCAD ホットリンク時のマークアップ注意点

データ容量が重くなりそうな物件などではデータを分割して
ホットリンクで統合したりしますよね。

そんなホットリンクモジュールを配置している親ファイルで
マークアップを利用する際の注意点を2つご紹介します。


その1

マークアップツールで使用できる項目は
『修正』『要素の強調表示』がありますが、
ホットリンクモジュールの要素は『修正』に登録することはできません。

なのでマークアップツールを使った要素の表示/非表示の管理ができず
マークアップを使ったステップの作成はできません。



その2

ホットリンクモジュールの要素を『要素の強調表示』に登録した後、
その要素が含まれるホットリンクソースの更新や再配置をおこなうと、
登録した要素は自動的に登録解除されてしまいます。

せっかく苦労して登録したものが水の泡に・・・
なんてことになってしまうので、データの受け渡しの際には注意が必要ですね。


Y.N

2018年3月7日水曜日

ArchiCAD BIMxの視点を保持する

BIMxを再生した時に視点が空中にあると視点が下へ落ちてしまうことがありますが、
そういう時に視点が落ちないようにする方法です。

①映したい対象物の手前上空にスラブモルフを配置します。

②配置したスラブをBIMxを再生した時に見えないようにするため、材質を透明にします。

 ③透明にしたスラブの上に視点が来るようにしてBIMxを作成します。

④これでBIMxを再生しても、透明なスラブの上に視点が乗っかるため、下まで視点が落ちることはありません。

by shoichi.I

2018年3月5日月曜日

ArchiCAD _曲面壁の型枠パネル割付け

AC21の新機能「パス上での連続コピー」機能を使って、曲面の型枠パネル割に活用

パネル割が瞬時にできる為、パネルの基準位置、サイズなどの検討シミュレーションが簡単に行えます。


POINT

 1.対象となるコンクリートの壁よりも優先度の高い柱などでパネルの継目や目地を作成


 2.連続コピー時にパスとなる辺を選択


①柱ツールで継ぎ目、目地を作成。(優先度の高いBMとする)



②基準となる位置に継ぎ目、目地の要素を配置。




③要素を選択し、連続コピーでコピー数を指定、図の様にチェックボタンを設定し[OK]





④辺を選択し、継ぎ目要素を選択、配置ピッチを数値入力して[Enter]。(目地についても同様の手順で行います。)




⑤継ぎ目、目地のレイヤーを非表示にすると完成!簡単に割付け計画が行えました!




A.M









2018年3月2日金曜日

ArchiCAD 周辺建物の照明表現


前回、CineRenderのランダムな材質を設定する方法を紹介しました。
今回はもう少し応用して、夜景のシーンをレンダリングする際の周辺建物を、よりリアルに表現します。


2018年3月1日木曜日

ArchiCAD レンダリング時の外壁の表現



前回は、ArchiCAD21のCineRenderの新機能、視差オフセットを紹介しましたが、まだまだCineRenderの新機能があります。

今回はその新機能の中の、材質にランダムな値を割当てられる機能を使って、外壁タイルをよりリアルに表現してみたいと思います。