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2018年8月31日金曜日

建具の金具(ドアクローザー)の注意点

建具の扉には、基本的にドアクローザーが付いています。
大きく3種類・・・スタンダード型、パラレル型、コンシールド型のタイプになるかと
思います。それぞれの特徴をまとめてみました。


扉が開く際の外側につけるドアクローザーがスタンダード型、内側につけるのがパラレル型、扉の上端・上枠に埋め込むタイプがコンシールドになります。
意匠的に一番見栄えが良いのは、扉が閉まっているときに隠れるコンシールド型ですが、価格が高いために一般的に良く使われるのはスタンダード型かパラレル型になります。 
パラレル型は下の写真のように扉が閉まっているときに枠内に納まるため、閉まったときにアームが飛び出してしまうスタンダード型より見栄えが良いです。
このような特徴も覚えておきましょう。



                                                                       スタンダード型
                                                                            パラレル型
                  

ここで、スタンダード型、パラレル型のドアクローザーについて、ありがちな間違いを
挙げてみました。

 ●意匠的にも廊下側や、メインになる部屋側にドアクローザーを出さない。
 ⇒廊下等は各部屋に入る際に内開きとなるため、パラレル型の方が枠内に設置され
  納まりは良いのですが、廊下側にドアチェックがあるとすっきり感がなくなって
  しまいます。ドアクローザーは、部屋内側につけた方が良いですね。

●防火戸にはストッパーをつけない。
 ⇒開き戸の防火戸は常時閉とならなければならないため、ストッパーをつけない
  よう注意しましょう。まれにストッパー付きとしてしまい、ストッパーの金物
  を回転させてストップ機能が効かないようにしているのを見かけますが。。。


あるある!とならないように気をつけましょう!!
                                 T.F

2018年8月30日木曜日

ARCHICAD Rhinoオブジェクトの表示設定

ARCHICADRhinoceros(設計データ、協力業者データ)を統合し、
モデル検証から課題や問題点などを検討しています。

統合モデル作成時に、勉強できたことがありますので
ご紹介したいと思います。
RhinoデータはARCHICADのファイルを開く”からファイルの種類を
「3dm」を選択することによって、そのままデータを
読み込むことができました。


特に勉強になったのが、読み込んだオブジェクトを
「Rhinoインポートオブジェクト設定」で、R仕上げ表示の
滑らかさを設定できることです。



最大~最小の7段階から選択することができました。
・最小―R仕上げ部分がカクカクになるが作業性は良い
・最大―R仕上げが円弧できれいに見えるけど作業性が悪く
 表示に時間がかかる

都度切り替えるのは少し手間ですが、
取込んだ時オブジェクトは「中」ですので作業場面によって
切り替えて作業をすると良いと思いました。

以前のブログで

「ArchiCAD 3dm変換時の注意!」

ArchiCADからRhinocerosへのデータ形式、保存の記事も
ありますよ。。。ご参考にどうぞ!


T.N


2018年8月29日水曜日

Excel_書式設定を繰り返し反映&空白のセルの選択の小技

Excelを使用する際に使える便利な小技を2つご紹介!

①セルの書式設定をボタン一つで繰り返し

セルの色を変えたり、文字を大文字にしたり、表を作成しているなら罫線を作成したり…。
そんな[セルの書式設定]を行った際に、「他のセルも同じように書式を変えていく」方も多いでしょう。
その際の手法として

①設定したセルをコピー→書式設定だけ貼り付け
これだと、複数の離れたセルに適応させていくのが手間・・・

②コンを押しながら複数セルを選択→書式設定だけ貼り付け
セルの選択を間違えたり、値などを確認していきながら設定していきたい時はちょっと不便・・

そこでお勧めしたいのが

③キーボードの[F4]を使用すること!

試しにセルの色を変えて、そのまま他のセルを選択し
[F4]を押してみてください。

任意のセルをブルーに変えてみて… 

他のセルを選択し、[F4]を押すと


そのセルもブルーになる!

[表示形式]、[配置]、[フォント]、[罫線]、[塗りつぶし]、[保護]
上記などが同じように変えられますので使ってみて下さいね。

②空白のセルにまとめて選択


任意のセルを選択して、[F5]or[Ctrl+G]を押す

[ジャンプ]が表示されるので[セルの選択]を選び、
[空白のセル]にチェックを入れて[OK]で完了。


すると、空白のセルだけ選択された状態に!


この時、任意の値を入力後、[Ctrl+Enter]とすれば同じ値が全てに入るので試してみて下さい。


空白の多い表にまとめて同じ数値や記号を入れたい時、もしくは書式設定を行いたい時にはお勧めですよ。


他にも、以前シェルパブログで紹介したExcelの小技、便利な手法を紹介しています。
作業効率UPのために役立ててみて下さいね!

【Excel 複数のセルに同時入力】
https://sherpa-net.blogspot.com/2018/06/excel.html

【Excel 移動に関する小技】
https://sherpa-net.blogspot.com/2018/03/excel.html

【「条件付き書式」を使った校正有効期限の管理】
https://sherpa-net.blogspot.com/2016/05/blog-post.html

T.A.

2018年8月28日火曜日

ArchiCAD パイプツールの長さ一括変更

ArchiCADのパイプツール長さを一括で変更する方法です。

「パラメータ取得」と「パラメータ置換」を使用する方法もありますが、
「配置高さオフセット」や「回転角」が異なる場合、
「パラメータ取得」でそれらの数値も置換してしまいます。

長さだけ一括で変更したい場合は、「頂点座標」から変更することで
長さだけ変更できます。





方法としては、
例えば、まず、① 1本だけ長さを修正し、設定を開きます。


②修正した座標の数値をコピーします。

③変更したいパイプツールを全選択し、設定を開き、
該当する座標に②でコピーした数値を貼り付けます。



試してみてください ♪

NF

2018年8月27日月曜日

ArchiCAD_照明の輝度をレンダリングで表現する

照明器具を選定するときに、どれくらい明るくなるかモデルでイメージできたら便利ですよね♪

今回はArchiCAD上で輝度を設定して、レンダリングで発光したイメージを表現してみました。

まず、選定した照明器具の仕様を調べ、配光曲線から輝度(カンデラ)を計算します。

配光曲線の見方はパナソニックのサイトを参考に出しました。
http://www2.panasonic.biz/es/lighting/plam/knowledge/document/0416.html



ここで出した輝度をArchiCADに入力したランプの設定で、絶対照明度にチェックを入れ、カンデラの値を入力します。また、メイン輝度も100%のままにしておきます。


次にCineRenderでレンダリングします。レンダリングするときには、ランプの輝度を100%として、設定した輝度をそのまま出せるようにします。

また、時間帯を夜にすることで発光したイメージが分かるかと思います。(デフォルトではARCHICADの太陽の位置を使用になっています。)


レンダリングしたイメージから明るさだけでなく、どこに照明が足りないなとか、床を照らすのか天井を照らすのか等、照明の向きも検討できて便利ですよ。

今回は照明の輝度をそのまま出したかったので、レンダリング時のランプ光源も100%としましたが、内装モデルなど照明を配置していても全体的に暗いなあと思ったときはここの値を上げると明るさの調整が簡単ですよ!


TM

2018年8月24日金曜日

ALC・ECPの金物を取り付ける向き

ALC・ECP壁はロッキング工法の場合に間仕切でも側面に金物が出てしまいます。
ALC・ECPが表しとなる壁は、金物が無い面とした方が見た目も良いですよね。




平面図では、線でしか表現されないため、どちらに金物が来るかわかりませんが、
業者さんに割り付け図の作図指示をするときに、どちらに金物を向けるか指示を
しなければなりません。ECP・ALC壁の配置パターンを3パターン挙げてどちらの
面に金物を配置するのが良いかをまとめました。

①外部x内部の境壁の場合
 ⇒ この場合は、内部側に金物を向ける。

②ALC・ECP壁に沿って仕上壁がある場合
 ⇒ 仕上壁がある側に金物を設ける。

③部屋の用途により、どちらも表と取れる場合
 ⇒ 使用頻度の大きい部屋側を表と考える。
   ただし、下図のように①や②の続く壁がある場合、
   少量ならば、その壁の金物の向きに合わせる。 
   同等の部屋ならば、規則性を持たせて配置をするのが良い。




※上部に受け梁を設ける場合にも金物側に梁を置いた方が良いです。
                                  T.F

2018年8月23日木曜日

建具の有効寸法に注意

建具の幅が、設計図ではW=900などと謳われていますが、建具の幅は
枠の戸当たりの内々寸法を示す場合が一般的です。



注意しなければならないのは、その寸法が有効寸法を謳っている場合です。
有効寸法とは、物を通すことが可能な必要最小寸法ですね。
建具の場合、扉が蝶番やピポットヒンジなどで取り付いていて、扉をあけると
戸尻は枠より内側に出てきます。
上の建具の場合、実際の有効幅は≒860㎜です。


また、有効幅を900㎜取ろうとすると165°程度開かなければ扉の吊元が枠より
外側に行きません。



更に取っ手にも気を付けなければなりません。右図の様に壁に挟まれたように扉が
ついている場合(一番条件の悪い例)、一番出ている部分は取っ手の先端です。
枠戸当たり内々で900㎜であった有効幅は≒798㎜と100㎜以上小さくなって
しまいます。


どうしても有効幅を900㎜としなければならない場合は、建具のW寸法を1000㎜以上と
することを考えなければなりません。
周囲の壁の位置にも影響を及ぼしてしまいますので注意しましょう。

また、設計者によっては、あらかじめW寸法を大きくしている場合もあります。
数値の根拠を事前に確認する事も忘れないようにしましょう。
                                               T.F

2018年8月22日水曜日

ArchiCAD 施工STEPの見せ方改善BIMx(iPad)


ARCHICADで作成した施工ステップ(ビュー保存したもの)をBIMxで(iPadで確認するには
今までBIMxのビュー一覧から1つずつ選択して開く必要があり、スムーズに施工ステップを
確認する事ができませんでした。しかし、BIMxのバージョンアップによりお気に入りにそのビューを
追加する方法でテンポよく施工ステップを確認する事ができます!


POINT 1
1.各ビューをお気に入りに登録


■手順
①BIMxに登録されたビューを1つずつ開き、お気に入りに追加。



                     ビューと同じ名前でお気に入りに追加


②再生ボタンを押すとお気に入りに追加したモデルが自動再生されます。

 又、画面両サイドの矢印ボタンでもモデルを順番に送ったり、戻る事もできます。

スムーズにモデルが再生

スムーズに施工ステップモデルの説明ができます!

A.M


2018年8月21日火曜日

ArchiCAD 複数の視点でのBIMx発行について

複数の視点でのBIMx発行について

ビュー保存した 3つの3Dビュー からのBIMx発行と
カメラツールでカメラを3つ配置して
BIMx発行を行ったもの、

これらを比較してみました!!

データにもよるとは思いますが、同じモデルで
発行されるのにかかる時間を計ってみると、、

3DビューからBIMxが発行される時間に対して、
カメラを配置して発行を行ったほうが、

その 約1/3!

データ量も、、

約1/3!!でした!!

またカメラ配置でBIMxを発行すると、
「ギャラリー」のところに、3つのカメラそれぞれの
地点からみた視点のモデルが登録されるので、

すぐに、次の見たい視点へとうつることができ、
BIMx内を歩き始めることができます

↓ ↓ ↓

↓ ↓ ↓ 

↓ ↓ ↓

↓ ↓ ↓



3DビューからのBIMx発行でも

もちろん、別の視点でビュー保存した BIMxモデルへと

 移ることができますが、、、

一度、開いていたBIMxモデルを閉じて、次のモデルへと移るため、


断然!ギャラリーからの方が切替に時間がかかりません!!



内装の確認など、
同じモデルでいくつかの違う視点からモデルを見たい!

また、パッパと次の視点へ移動し、
その場所近辺を確認のため、BIMx内で歩き回りたい!


そんなときには、カメラ配置からの

BIMx発行をおすすめします☆

YS

2018年8月20日月曜日

Navisworks シートブラウザで複数ファイルを開く

前回、RevitからDWF形式で書き出して、Navisで開くと、

Revitの各ビューがNavisのシートブラウザで確認できる記事を紹介しました。

このシートブラウザを使って、異なるモデルをNavisの1ファイルで開くことができます!


Navisで何かモデルを開いている状態で、「シートブラウザ」を開き、

右上の「シートおよびモデルをインポート」をクリックします。


開きたいファイルを選択すると、シートブラウザに登録されます。

これをダブルクリックすると、モデルが開きます!

必ずしも別のNavisを開く必要もないので、1ファイルにまとめたい時は使えますね!!

FH

2018年8月17日金曜日

Revit Navisで各ビュー閲覧

RevitからrvtファイルやnwcファイルをNavisで開いても、

3DビューなどRevitの状態ではNavisで確認できません。。。

しかし、「DWF」形式で書き出し、それをNavisで開くと、

各ビューがNavisで確認できますよ!

書き出すビューを選択して保存します。

Navisで開くと、「シートブラウザ」にRevitの各ビューが登録されています!

3Dビュー以外にも、平面ビューや立面ビュー、シートなどもNavisで確認できます!

FH

2018年8月16日木曜日

Revit 新規プロジェクトファイルの開き方

Revitでテンプレートファイルから新規プロジェクトファイルを開く時のことです。

まず、「新規作成」をクリックし、

「プロジェクトの新規作成」で「参照」をクリックしてから、


テンプレートファイルを指定しますが、下図の左赤枠部にテンプレートファイルが入っているフォルダを入れたくなりますよね。。。

そんな時は、テンプレートファイルが入っている箇所を指定してから、

左下の「ツール」>「現在のフォルダを場所に追加」をクリックします!

すると、、、このようにテンプレートファイルが入ったフォルダが追加されます!!

これで、テンプレートファイルを指定する手間が軽減されますね!!

会社のサーバーにテンプレートがファイルが入っている場合にも使えますね!!

FH