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2024年3月19日火曜日

Rhinoceros_レイヤの階層

Rhinocerosはレイヤの下にレイヤを入れ、サブレイヤとして表示、

非表示の切り替えが可能です。



①円柱が積み重なったオブジェクトを用意しました。

 段ごとにレイヤが分かれている状態です。




②次にレイヤ01デフォルトレイヤドラッグ&ドロップします。




するとレイヤ01デフォルトレイヤサブレイヤになります。




③次にレイヤ02レイヤ01ドラッグ&ドロップ、また次に

 レイヤ03レイヤ02ドラッグ&ドロップ。。というような

 作業で以下の階層になりました。




④レイヤ01を非表示にしてみましょう。





全てのモデルが非表示になりました。

レイヤごとにモデルが分かれていても、親レイヤが非表示だとその下の

サブレイヤも非表示になります。



⑤次にレイヤ03を非表示にすると、レイヤ04はレイヤ03のサブレイヤなので、

 同時に非表示になりましたが、レイヤ01とレイヤ02は親レイヤなので、

 レイヤ03の非表示の影響は受けずに表示されたままですね。




このように階層の仕組みを理解すると面白いですよ。


O.T

2024年3月18日月曜日

Rhinoceros_(3DM)形式のデータをリンク(Revit2022)

Revit2022より、Rhinoceros (3DM)形式のデータのCADリンク

可能になったので、試してみました。


①まずRhinocerosで簡易的なボックスを作成し、保存します。




②次にRevitデータへリンクします。

 Revitファイルを開き、[挿入]-[CADリンク]を選択。




[ファイルの種類]から[Rhinoファイル(*.3dm)]を選択し、

 先程作成したボックスデータを選択し、開きます。




Revitにオブジェクトがリンクされました。




④次にボックスを球に変えて、再ロードで変更できるか試してみます。

 球に変えたデータを上書き保存します。




⑤Revitで[プロジェクト管理]-[リンク管理]を選択




⑥[リンク管理]から3dmデータを選択、[再ロード]して[OK]を押します。




ボックスから球になりました。




このようにリンクが可能になったことで、変更を加えたファイルを

再ロードできるのが便利ですね。


O.T

2024年3月15日金曜日

Revit_3Dビューで計測したいとき

 ちょっとした知識ですが、Revit2023以前のバージョン

3Dビューで計測をしたいときについてです。


3Dビューでオブジェクトの長さを調整しているとき、
ここの長さがわかれば・・・というときはありませんか。
部材をコピーすることで距離を知ることができます。


例えばこのように、3Dビューで天井と壁天端の距離が知りたいというとき
2点間計測機能は仕様上3Dビューでは使えません。





そのようなとき、壁をコピーして天井の下端まで移動します。
天端まで移動すると503.5と出るので壁天端と天井までの距離がわかります。


コピーを確定しないでおけばモデルに影響もないと思います。
このような形で3Dビューでも知りたい距離がわかります。







Revit2023の新機能では3D ビューで計測ツールを使用できるようになりました。
更に、3Dビューでも寸法が配置出来るようになったようです。

使ってみましたが、ちょっとしたチェックなどが簡単に出来るので
嬉しい新機能です。


▽計測機能使用状態




▽3Dビューで寸法が配置出来ます




ただし、計測や寸法の配置は部材を正面から見た場合などは使用できないようです。
そのような場合は上記の方法で計測することで距離がわかると思います。



J.O

2024年3月14日木曜日

Revit_Boot.oneで選択してプロジェクト転送

複数棟あるプロジェクトなどで、各棟を別々のデータとして作成した場合に

プロジェクト情報を転送する方法についてです。

Revitの<管理-設定>にあるプロジェクト転送は各カテゴリを一括で転送されます。

床伏のビューテンプレートのみ転送したい、など特定のものを選択して

転送することができません。



Boot.one<設定-プロジェクト情報を転送>では特定の項目を選択して転送できます。
下記の項目を選択転送が出来ます。

  1. ビュー
  2. 凡例
  3. 集計表
  4. シート
  5. ファミリ
  6. ビュータイプ
  7. ビューテンプレート
  8. フィルタ
  9. マテリアル
  10. プロジェクト情報




同じ名前が転送先にあった場合に上書きをするのか、別名で追加するのかも選べます。

選択して転送できる機能があると便利ですね。


シートや一覧表などは、Revitの標準機能でも選択して転送できるので

下記記事をご参考ください。

シェルパブログ: Revit_他プロジェクトの設定を転送する (sherpa-net.blogspot.com)

2024年3月13日水曜日

Revit_プロジェクト内のファミリを別のファミリに置き換える

配置したファミリを別のファミリに置き換えたいときの方法です。


配置したファミリを一括で別のファミリに変えたいときは

置き換えたいファミリを右クリックし再ロードを選択します。

新しいファミリを選択するウィンドウが表示されます。





プロジェクトに古いファミリが新しいファミリで上書きされ、

新しい名前がプロジェクト ブラウザに表示されます。


▽AUTODESK サンプルモデル
S_B_H_1Sec → S_B_H_1Sec_新ファミリ置き換えた状態




ファミリを新しいバージョンに置き換えたい時などに使えそうです。

置き換えはどこまで変更できるのかと思い、鉄骨梁→RC梁を置き換えてみたところ、
タイプ作成はされるものの全て同じサイズで作成されていました。


▽AUTODESK サンプルモデル
(旧)S_B_H_1Sec → (新)RC_FG





ファミリ内で同じパラメータ名の符号などは変更出来ていたので、
パラメータ名が同じでないものはファミリ初期設定のままで作成されるようです。
また、置き換えが出来ないファミリもあったので形状が違いすぎると
使えないこともあるようです。



ファミリの置き換えを行う際には以下の点に注意してください。

・配置の挿入点が新旧ファミリで同じ位置になっているか
・変更すると配置した寸法が削除されることがある
・ネストされたファミリが削除されるエラーが出ることがある
・パラメータが全く違う内容だったり、形状が大きく違うファミリだと作成できない

以上のポイントを考慮しながらファミリの置き換えを行う必要があります。

J.O

2024年3月12日火曜日

Revit_フィルタがかからない(ビュープロパティの優先項目)


ビューテンプレートで設定したのに適用されない
というときに確認したい項目があります。


ビュープロパティで○○を優先の項目で
含めるにチェックが入っているかご確認ください。



含めるにチェックを入れるとそのパラメータをテンプレート化するということになります。
チェックをつけない場合、テンプレートの内容がプロパティと連動しないので
ビューにテンプレートで変更した内容が適用されていないことになります。

V/Gでチェックを外した場合は、各ビューのプロパティが編集できるようになります。
ビューテンプレートと連動しない設定が行えます。





フィルタがかからない原因は他にも以下の点が考えられます。


・表示グラフィックスの上書き
・専門分野の違い
・表示限界スケール・・・・・・

色々と原因はあるのでご検証ください。



関連記事:
・Revit オブジェクトが表示されないとき
http://sherpa-net.blogspot.com/2019/05/revit_53.html

O.J

2024年3月11日月曜日

2011.3.11から13年が経ちました


東日本大震災の関連記事


・ホヤホヤな法改正
 http://sherpa-net.blogspot.com/2014/06/blog-post_18.html


『建築を考える』・・・吹抜の天井
http://sherpa-net.blogspot.com/2016/05/blog-post_24.html


東日本大震災で大規模空間を有する建築物において
天井が脱落した事案が多数生じたことや、
エスカレーター等の脱落事案が複数確認されたことで
建築物等のさらなる安全性を確保するため、建築基準法施行令が改正されました。


災害から学び、同じ事故が起こらないように少しでも多くの人が助かるべく、
行動を変えることが重要だと思います。


せんだいメディアテークでは7階の天井が落下3|

仙台市 (city.sendai.jp)より引用)


以下は建築と離れた内容となりますが
今年初めの能登半島地震において、亡くなった方の死因を分析した調査では、
家屋の倒壊による圧死が4割、身動きが取れない状態で
寒さで体力が低下したと考えられる凍死が1割という結果が出ています。


今年は雨と雪が例年より多かったため、水分を含んだ土が土砂崩れし、
半島北部に通じる道路が寸断されて救助の到着が遅れをとりました。
救助を待つ間に死亡した事例が多いそうです。

100年前の関東大震災では、地震発生時が昼食準備の時間帯であったことで
大規模な延焼火災が拡大し、亡くなった方の死因のほとんどが焼死となっています。


地震の被害は土地、天気、時間帯、条件が重なり拡大してしまいます。
初期消火や災害用品の準備がより多くの命を救う可能性があるんだなと改めて思いました。




皆さまは災害の備えはどれほどされているでしょうか。


震災時はガラスや瓦礫が散乱し、怪我や感染症が起こりやすい環境となります。
大都市では特に混乱した状況となり、救助が行き届かない場合もあります。
ちょっとした準備がいざというときに助けになります。


倒壊した建物に閉じ込められたときにホイッスルを持っていたから救助を得られた、
アルミブランケットを持っていたから低体温による免疫力・体力の低下を防げた、
いざというときにすぐ使える状態にあることが大事です。




自宅だけでなく会社や学校などの、普段生活している場所での
情報収集・災害用品の準備も心がけたいですね。

用品だけでなく、応急処置の仕方や避難の情報を見聞きしているだけでも
いざというときによりよい判断が出来ると思います。


東京都が発行している東京防災の資料はあらゆる災害の準備から対処まで
総合的な情報が記載されており活用しやすいと思いました。

災害に備えて安全な生活を維持しましょう!

https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1028036/1028051/index.html

画像引用:https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1002147/index.html




J.O