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2022年4月8日金曜日

歩行距離による内装制限の色分図

内装制限の色分図を作成する際は、手順に沿って項目ごとに作成し、最後に内装制限のまとめの色分図としています。

今回は手順の「⑫直通階段への歩行距離」による内装制限の色分図をご紹介します。

まず、用途ごとに歩行距離が異なるため、どの用途で何m確保すれば良いか確認します。

このとき注意した点は以下の2点です。

・無窓居室は用途にかかわらず30m以内(例:ホテルだと50m以内で良いが、無窓居室は30m以内)

・15階以上は各用途の歩行距離-10m(例:無窓居室だと30m-10m=20m以内)

※壁天井の仕上が準不燃材以上であれば、10m加算OK(←この範囲を色分けで確認したい)


色分図で歩行距離を表現する際に、

①距離が取れていれる居室は「青矢印」

②10m加算すれば距離が取れている居室は「赤矢印」 としました。

そうすると内装制限がかかるのが、対象の居室と直通階段までの通路なので、

赤い矢印が通る範囲はすべて色分けする必要があります。

これで歩行距離による内装制限のかかる範囲が一目で分かりやすくなると思います。


TM


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