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2018年7月3日火曜日

ARCHICAD 配筋検討モデル作成時の注意(エルボ半径)

今回は、ARCHICAD配筋検討モデルを作成する際の
注意事項についてご紹介します。

ARCHICAD配筋検討モデルを作成する場合、
パイプツールを使用する場合が多いと思います。

作成していく中で、折曲げ形状を作成する場合、
パイプツールの「エルボ半径」を設定しますが、
エルボ半径」に入力する数値に注意が必要です。

エルボ半径」は、折り曲げ開始点からパイプ基準線の折れ点までの距離です。

  

公共建築工事標準仕様書で定められているのは、折曲げの内法直径なので
そのまま入力してしまうと基準とは違うモデルになってしまいます。

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)平成28年版より

なので、下記の計算式から算出した数値を「エルボ半径」に入力しましょう!

xd/2+d'/2

x:係数 d:鉄筋径(呼び名) d':鉄筋の最外径

例えば、折曲げ角度90°鉄筋径がD19の場合、

(4*19/2)+(21/2) 
=38+10.5           
=48.5                 

となるので、「エルボ半径」に48.5を入力します!

テンプレートとなる材料倉庫を作成している場合は、
入力する機会はないかと思いますが、
新規で作成する場合チェックする場合注意が必要です。


NF

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