2017年5月19日金曜日に掲載した「ArchiCAD DWG図面の文字を3D表示」
でArchiCADで平面図などのDWGデータをオブジェクトとして結合したときに、文字を表示する方法をご紹介しました。RhinocerosとGrasshopperのLiveConnectionを使用した方法でしたが、今回は、AutoCADのみの方法で文字を表示する方法をご紹介 します。
基礎躯体の符号で試して見ましょう。今までは、DWGを普通に取り込むとこんな感じで文字が消えてしまいますね。
ですが、DWGの段階で、文字(テキスト)を線情報(ポリライン)に分解すると文字も3Dで表示することができます!
方法は、AutoCADのWMFOUT[WMF書き出しコマンド]で書き出し、WMFIN[WMF読み込みコマンド]で読み込みます。
(詳細は、AUTODESK KNOWLEDGE NETWORKの「AutoCAD LT でテキストを分解する」を参照ください。)
変換時のコツは、
WMFINで読み込むと、文字の縮尺が変わってしまう&再配置の必要があるので、
分解する文字だけではなく、符号の線分も一緒に変換した方が後で再配置するときに楽になります。
注意点は、シェイプフォントでは無い場合、幅係数が1.1以上でないと
文字のまま変換されないようです。
違いが分かるよう、WMFINで読み込んだ符号を下方に並べました。
(赤の囲いの中)
WMFINで読み込み後、分解し、プロパティを見てみると、文字ではなく2Dポリラインとなっています。
これをArchiCADにオブジェクトとして取り込みます。
結果は。。。
ご覧の通り、変換した方は、文字がきちんと表示されていました!
メタファイルを作成するときに少し戸惑うかもしれませんが、すぐに出来ますよ。
お試しください。
T.F
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