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2017年8月24日木曜日

国土交通白書のヨミカタ③

第Ⅰ部の続きです。

イノベーション政策において日本は、世界の中でどんな位置付けにいるかというと、
常に上位の立場を維持してきました。


 イノベーションのランキングが高いと言うことは、ものづくり分野での国際競争力が
強いということでもなります。

また、Iot、ビッグデータ、AI、ロボット、センサーなど第4次産業革命のキーとなる
個々の分野で、日本は最高レベルの技術力を有していることは大きな強みです。

特に産業用ロボットでは世界のシェアの約20%を占めており、第1位です。


こうした日本の強みがある反面、弱みもあります。
人材の不足が課題です。
ICTの進展の中、データ処理、データ可視化、データ解析に習熟する人材のニーズが
世界的にも高まる中、日本では減少傾向にあるようです。


次に企業側の課題です。
企業の研究開発は盛んに行われていますが、自前(自社)主義からの脱却が遅れている
ため、研究開発投資が企業収益に繋がっていません。


特に、建設業においては他の産業と比べて、売上高に対する研究開発投資の割合が低い
と言われています。

そして、企業側の意識を見てみると、Iot、ビッグデータ、AIの活用状況はどの産業を
見ても活用に向けて前向きなのは、全体の20~30%と低調です。


★日本のイノベーションの現状を振り返ってみると、ものづくりにおける技術力は最高
レベルを持っており、更に生かしていくことが必要です。
 また、今後に向けては、必要な人材の育成やIot、ビッグデータ、AIの活用の推進が
強く求められるようです。

「国土交通白書」(国土交通省)
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h28/index.htmlを加工して作成。

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