階段の折り返し部の段鼻位置と手摺りの位置関係について、知っているよ~という方もいらっしゃるかと思いますが、今一度、おさらいをしたいと思います。
階段の踊り場などの折り返し部分で、手摺が垂直に立ち上がっているのを見かけることがあります。レイアウト上、階段室の面積を最小限にせざるを得ない場合など、仕方なくそうやっている場合も有るかと思いますが、基本的には、階段の折り返し部の手摺は水平に回したいものです。
ここで、踏み面位置と手摺、ササラ形状の関係を簡単にまとめて見ましたので是非、頭に入れておいてください。
(折り返し部の段鼻からササラまでの距離が一般的な100㎜の場合です。)
(折り返し部の段鼻からササラまでの距離が一般的な100㎜の場合です。)
①下方から上がってきた段鼻より上っていく段鼻の方が1段奥に有る場合。
この場合は、手摺は段鼻から同じ高さで水平に回ります。
ササラも折り返し部で同じ高さで回ります。
ササラも折り返し部で同じ高さで回ります。
②下方から上がってきた段鼻が上っていく段鼻より1段手前に有る場合。
この場合は、手摺は水平に回りますが手摺の高さは階段1段分高くなってしまいます。
ササラは折り返し部で1段分立ち上がってしまいます。
③下方から上がってきた段鼻と上っていく段鼻が同じ位置に有る場合。
この場合は、階段の折り返し部分で手摺が1段分垂直に立ち上がってしまいます。
そうなると、手摺が掴みにくくなり、また見た目もすっきりしません。
ササラも折り返し部で1段分立ち上がってしまいます。
そうなると、手摺が掴みにくくなり、また見た目もすっきりしません。
ササラも折り返し部で1段分立ち上がってしまいます。
出来る限り①とし、続いて②、③はなるべく避けたいものですね。
T.F
T.F
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