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2022年6月13日月曜日

Revit Dynamo プレイヤーの入力・出力設定

  


RevitでDynamoのグラフの処理を実行するには、Dynamoから直接実行する方法と、Dynamoプレイヤーを利用する方法の2種類あります。

Dynamoプレイヤーを利用すると、Dynamoを起動せずに作成したグラフを実行できるので、Dynamoを使わない方でも使えて便利です。

一方、Dynamoで作成したグラフ内で数値や文字の入力があり、ユーザーが値を変更して利用したい場合、そのままのグラフの状態ではDynamoプレイヤーで細かい設定を変更したり、実行した結果を確認することはできません。

そこで今回は、Dynamoプレイヤーで入力と出力の設定をする方法について紹介します。


ノードで入出力の設定

Dynamoプレイヤーには、dynファイルの一覧が表示され、それぞれに鉛筆マークが表示されます。

これをクリックすることで、実行時のパラメーターを編集したり、実行結果を確認することができますが、ここに表示させるには、予めDynamo側でノードの設定が必要になります。


今回はサンプルとして、入力した値をWatchノードで確認するためのグラフを用意しました。


設定はいたって簡単で、Dynamoプレイヤー側で表示させたいパラメーターのノードを右クリックして、「入力」もしくは「出力」を選ぶだけです。

留意点としては、以下お気を付けください。

  • 全てのノードが入力と出力に対応はしておらず、対応していないノードは、この設定を行ってもDynamoプレイヤー側で正しく表示されません。

  • Watchノードを出力とする場合は、「ノードの名前を変更」からノード名を変更しないと、Dynamoプレイヤー側で表示されません。


設定後にdynファイルを保存しDynamoを閉じた後、Dynamoプレイヤーを開くと、、、

このように、入出力設定が追加されました!


パラメーターを変えて、実行してみると、

出力欄に入力した値が一覧表示されました!


以上、Dynamoプレイヤーで入出力の設定を行う方法についてでした。

これらの設定を行えば、Dynamo活用の幅がより広がるので、ぜひご活用ください。

次回は、入出力の順序を変える方法についてです。


R.O

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