建物の出隅の基礎・基礎柱・基礎梁の位置関係で、面合わせで構造体が配置されている
ことが多いと思います。このような配置ですね。
型枠を考えるとすっきりと納まっていますが、配筋を検討すると泣けてきますね。。。
鉄筋の配置は、基礎配筋の内側に柱配筋、その内側に梁配筋となります。
簡単に書くと、こんな感じでしょうか。
しかし、配筋要領に従って配置をすると、通常、基礎の土に接する部分のかぶり厚さは70㎜、柱・梁は50㎜なのですが、実際には梁のかぶりは130㎜以上になってしまいます。そうなると梁主筋の配置にも影響が及んでしまいますね。
基礎・基礎柱・基礎梁の位置関係の理想形は、
・基礎は柱より50㎜程度出ている。(かぶりの差20㎜+ベース筋+はかま筋の分出す。)
・基礎梁は柱より50㎜内側に入れる。(柱主筋の内側に梁主筋分内側に入れる。)
ということですね。
いつものように施工段階で配筋検討をしていることが多いので、ぜひ構造設計時点で
考慮していただけると良いと思います。
T.F
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