下の図は、社内で色分図全体像と呼んでいるものです。
これは標準的なプロジェクトのもので、建物用途などによって
プロジェクトごとに作成しています。
作成する色分図は、大きくは2つの目的に分かれます。
・BIMモデルを作成するための色分図
・質疑を作成するための色分図
BIMモデルを作成するための色分図は、主に構造図の符号ごとの
色分図があります。
テキスト検索で色分けをしていきます。
質疑を作成するための色分図は、設計趣旨を汲み取って確認するものと
図面間の相違の確認があります。
例えば、ガラス種類の色分図を作成すると、面(方位)ごとの設計者の
考え方がわかると思います。その考え方でもう一度見直しをして、
ここはLow-eでは?などと見ていきます。
下記のブログ記事は、図面間の相違の確認ですね!
http://sherpa-net.blogspot.com/2018/10/bluebeam_17.html
色分図の中で一番難しいのが内装制限の色分図で、
複数の色分図を作成して、最後に統合したものを作成します。
竣工検査でボードの不燃性能の指摘があり、竣工間際に内装工事の
解体・やり直しという現場も聞いたことがあります。
設計図の仕上表などに不燃性能が書かれていることも多いですが、
最終確認は必ず行いたいですね!
次回からは内装制限の色分図作成手順をご紹介します。
sakamoto
0 件のコメント:
コメントを投稿