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2021年2月9日火曜日

BIM全体像

 下の図は、社内でBIM全体像と呼んでいるものです。

これは標準的なプロジェクトのもので、建物用途や立地条件などによって

プロジェクトごとに作成しています。


STEP1では、おおよそ下記の作成を行っています。

・プロジェクト検討資料

・設計趣旨確認資料

・法規確認

・雨水・ピット水槽確認

・新旧・意匠構造重ね図

・意匠・構造色分図

・1/5断面詳細図

・1スパンモデル

大きくは、ベテラン社員が法規や納まりなどの確認を行い、

若手社員が重ね図や色分図で整合性の確認を行っています。

この結果を質疑書にしているのですが、多い時には400項目程度の

質疑を作成することもあります。


STEP2では、おおよそ下記の作成を行っています。

・基礎躯体モデル

・鉄骨モデル

・鉄骨二次部材モデル

・スラブ・屋根モデル

・外装モデル

・外構モデル

・内装モデル

・配筋検討

・竪穴検討

・配管干渉(天井内)

・仮設計画

・施工ステップ

・サイン計画

・外部カラースキーム

・外部VR

・内部カラースキーム

・内部VR

・PR動画

STEP1で作成した質疑書の回答を反映してBIMモデルを作成していきます。

また、BIMモデルからの各種副産物で建築主・設計者と合意をしていきます。

若手社員に2D図で納まりを教えるのは大変でしたが(教えられる方はもっと大変?)

BIMだとコミュニケーションが取りやすいですね!

シェルパの若手も建築技術者として育っていますよ!


STEP3では、おおよそ下記の作成を行っています。

・鉄骨発注支援

・外装発注支援

・基礎躯体図

・床伏図

・平面詳細図

・天井伏せ図

・数量積算

STEP2で建築主・設計者と合意したBIMモデルから施工図の作成や

積算を行っていきます。

外装モデルでは外壁の割付けを行い、建具などを入れ、必要な鉄骨下地を

入れていますので、鉄骨製作図や外装の各種製作図を作図する前の

指示図も切り出しています!


STEP4では、おおよそ下記の作成を行っています。

・取組まとめ資料

・分析・評価

次期類似プロジェクトで今回のノウハウが使えるように

まとめの作業を行っています。


次回はSTEP1の色分図をご紹介します!


sakamoto

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