今回は、ARCHICADの表現の上書きでモデルチェックの進捗を
確認する方法をご紹介します!
ARCHICADで作成したモデルで、符号やレベルなどチェックする際に
「検索と選択」を活用してチェックすると便利ですよね。
しかし、規模が大きい建物になると部材数や種類も多くなり
チェック漏れが出る可能性も高くなります。
そこで表現の上書きを活用して、チェック漏れを防ぐ方法をご紹介します。
まずは準備として「プロパティマネージャー」と
「表現の上書きルール/セット」を設定します。
【プロパティマネージャー】
プロパティ定義は、未チェックかチェック済みが分かればよいので
「True/False」を使用します。
【表現の上書きルール/セット】
表現の上書きルールは、見た目で未チェックかチェック済みを
確認したいので作成したプロパティのチェック済みを条件にして設定します。
続いてチェックの進捗を確認していく方法です。
(「表現の上書きセット」は作成したセットにします)
例えば、梁の符号をチェックする場合、「検索と選択」で
チェックする符号を選択します。
図面や色分図と照らし合わせて問題なければ、選択したまま作成した
プロパティをFalse(未チェック)からTrue(チェック済み)に変更します。
そうするとチェックした梁が赤色になります!
チェックを進めていくとこのような感じになっていきます!
目視だけでも未チェック部分が分かります!
最後に一通りチェックが終わった時点で未チェック部材が無いか
「検索と選択」でプロパティを利用して確認します。
「検索と選択」で選択されるのが「0」になれば未チェック部材が
無いことになります!
「表現の上書き」は色分図などに活用されることが多いですが、
進捗確認や変更履歴などにも活用できそうですね!
是非ご活用ください!
NF
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