みなさん、Excelの「小計」ツールはご存じですか?
ArchiCADやJ-BIMなどから一覧表をExcelに出力したデータを集計する時などにとても便利で効率的な方法です。
今回は例として、ArchiCADから出力した一覧表から、柱と梁の長さの合計をフロア別に集計してみます。
【手順】
①まず初めに、出力したデータを「配置フロア」で並び替え、次に「タイプ」で並び替えます。
これで、柱と梁がそれぞれ配置フロア順に並び替わりました。
(図の「高さ」が柱の長さ、「右長さ」が梁の長さを示しています。)
※集計したい項目ごとにきちんと並んでないとまとめて集計されないので気を付けて下さい。
※元のデータ(シート)を別で残しておくのがオススメです、、、
②次に、集計する列「配置フロア」、「高さ」、「右長さ」を必ず含んで、列で選択し、[データ]→[小計]をクリックします。※含まないと設定で選択できなくなります。
設定を以下のようにし、OKをクリック。
グループの基準:配置フロア
集計の方法:合計
集計するフィールド:高さ、右長さ
③結果が表示されたら、グループ2をクリックし、フロアごとの結果のみを表示します。
(図の左上の数字がグループ切り替えボタンです。1:総計 2:各グループの集計 3:全体)
④ [ホーム]→[検索と選択]→[条件を選択してジャンプ]で「可視セル」を選択しOKをクリック。
コピーして、別シートに貼り付け形式を「値」にしてペーストして完成です。
※貼り付け形式を「値」にしないとグループもコピーされてしまいます。
これを応用すれば、正味体積、比重を計算に加え、柱と梁の重量の合計が簡単に算出できます。
また、集計方法は、他にも「平均」や「データの個数」などがあり、仕組みを理解すれば様々な場面で活用でき、とても便利です。
ぜひ活用してみて下さい。
NF
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