ArchiCADでらせん階段を作る方法のご紹介です。
らせん階段を作る場合、1回で作成できるのは360度(一回転)までのようです。
そのため360度以上まわる階段の場合は複数回に分けて作成する必要があります。
今回はこのような1回転半程度のらせん階段を作ってみたいと思います。
まず最初に補助線を引いておくと作成しやすいです。
CADデータをトレースする場合は、360度以下で何段分作成できるかを考慮して
パスの始まりと終わりを決め、レベル設定すると良いと思います。
その他、階段幅、段数、基準線の位置等を設定します。
らせん階段のときは「ワインダー均等踏面」としておきます。
階段のパスを描いていくときは、「中心点で定義される円弧」で補助線をなぞると作成しやすいです。
上段も同じように作成してみます。
下段は「踏み面で終了」で作成しているため、「蹴上で開始」でスタートします。
手摺も一緒に作成したい場合は、階段のパスを描く際に手摺の配置をオンにしておきます。
するとこんな感じで完成です。
下段と上段のつなぎ目で手摺やササラのずれが出て来てしまいますので、
手摺はパスや終端の設定などで、ササラは階段梁のサポート接続の設定などで、
調整すると良いです。
ぴったりとまでは行きませんが、違和感のないくらいには調整できると思います。
今回はCADデータをトレースする前提で作成しましたが、
段数や蹴上がいくつ取れるか等の検討にも便利なので、ぜひご活用下さい。
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