ここのところ、アリーナの案件に携わる機会が続けてあり、その中で共通した問題点が
ありましたので紹介したいと思います。
3案件であった問題点は、
『アリーナ観客席のコーナー部の下階で斜め梁が想定より低い』
と言うことでした。
もともと観客席は段床になっていますので、下階は天井の高さが十分には確保するのが
難しい構造です。直線部分の断面図では天井高さを検討されていますが、コーナー部は
もともと段床で鉛直方向に斜めにかかっている梁がさらに平面的にも斜めに取り合うため
梁底レベルが押さえにくくなり、2Dの矩計図では正確な梁の高さを表現することが
むつかしくなってしまいます。そうなると、天井から梁が出てしまう、梁が頭上ギリギリ
といった問題が起きてしまいます。
早期にBIMモデリングが出来ると問題点を早い段階で発見できるのですが、
『アリーナという案件は、観客席コーナー部の下階天井高さに注意が必要』
ということを頭に入れておくと良いと思います。
T.F
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