前回はArchiCAD22の新機能、数式を用いた要素プロパティをうまく作成するポイントの1つめ「データタイプ」について紹介しました。
2回目の今回は、ポイント②「結果の確認」です。
もし、壁のパラメーターを用いて数式を作成したプロパティが床に割り当たっている場合、床は壁のパラメーターを持っていないので、結果が正しく表示されません。
そんな時、パラメーターを割り当てた要素に正しく表示されているか確認する必要がありますが、この確認方法がいくつかあります。
今回は簡単に確認できる2つの方法を紹介いたします。
〇確認方法①
作成した数式の結果を、数式の設定画面の「評価」で確認することができます。
使い方は簡単で、設定画面を開く前に確認したい要素を選択しておき、
確認したいパラメーターを選んで「評価」ボタンを押すと、結果の一覧が表示されます。
〇確認方法②
今度は要素プロパティの設定画面を閉じている時の確認方法です。
まず確認したい要素を選んで情報ボックスから要素プロパティを表示させます。
作成したプロパティを見ると、<数式>と表示されているので、
右側の電卓マークをクリックすると結果が表示されます。
ここで注意なのが、現状ではCtrl+Tで設定を開いた場合、要素プロパティの値は表示できません。(電卓マークがでてきません。)
数式作成時には結果を確認して、正しくプロパティが作成できているかチェックすることが大切です。
次回は、「順番」について紹介します。
R.O
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