ArchiCAD22では、要素プロパティに数式を組み込んで、パラメーターの値を利用して計算したり、文字列を組み合わせて表示したりすることができるようになりました。
数式内に組み込める関数の種類も豊富に揃っています。
また、データタイプも以下のように新たに追加されました。
とても便利な機能ですが、初めて利用するときにいくつかつまずいたポイントがあったので、数式をうまく作成するためのポイントを全3回に渡ってシェアしたいと思います。
今回はポイント①「データタイプ」についてシェアします。
数式を作成する上で重要なのがデータタイプですが、
このデータタイプをきちんと設定できないと、数式を作成することができません。
試しに、壁にある窓の幅の合計を要素プロパティで表示してみます。
要素プロパティを新規作成して、「追加」を選択すると数式エディタが開くので、パラメーターから「窓総数」を選択します。
すると、こんなエラーが出てしまいました。
よくみると、設定されているデータタイプは「文字列」になっています。
一方パラメーターのデータタイプは「長さ」になっているため、エラーになってしまいました。
この場合、データタイプを「長さ」に変更すれば、エラーはなくなります。
各パラメーターがなんのデータタイプかは、先程設定したパラメーター一覧開き、パラメーターの左隣のアイコンを見れば確認できます。
面積と体積以外はGDLでおなじみのアイコンですね。
また関数を利用する際は、引数や結果がなんのデータタイプか把握するのが大切です。
関数選択時にマウスを載せたままにしておくと、説明がでてきます。
この説明に、引数のデータタイプや関数の計算結果のデータタイプが何かが書かれているので、チェックしてから利用しましょう。
データタイプがなにかを念頭に置いていれば、きちんと数式を作成することができるので、数式作成時には参考にしてみてくださいね♪
次回は「結果の確認」について紹介いたします。
R.O
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