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2017年6月16日金曜日

ArchiCAD 2Dでの表現の上書きのコツ②

ArchiCAD20から追加された機能「表現の上書き」。

「設定した条件が上書きされない!」という表現の上書きでひっかかりやすいポイントの"表示順序"編を紹介しました。

【ArchiCAD 2Dでの表現の上書きのコツ①】

今回は、また別のひっかかりポイントを紹介します。




ひっかかりポイント:表面塗りつぶし




それでは前回と同様のモデルで床スラブのレベルで色分けをしますが、

前回とは、"ある"設定を一部変更しています。



その状態で前回の解決策の上書きセットを使い、




表現の上書き適応!!

すると、、、





上書きされていません。。。


こんどは、表面塗りつぶしが原因です。詳しく原因を調べてみましょう。


スラブを選択して、設定画面を開き、[平面図と断面図]の[表面塗りつぶし]をみてみると、


チェックがついていません!!!

最初に変更した"ある"設定は、この部分でした。

ここにチェックがついていないと、そもそも塗りつぶしがされない状態なので、
表現の上書きの塗りつぶしも適用されません。


解決法

解決法は、チェックをいれるだけです!



こんな些細なことですが、意外と引っかかりやすいポイントです。



表現の上書きを適応すると、、、



はい!無事塗りつぶしができています!


おわりに

いかがでしたか?

今回はスラブで試しましたが、デフォルトでは屋根などは表面塗りつぶしのチェックが外れている要素もあるのでご注意ください。

表現の上書き機能はとても便利なので、これらのひっかかりポイントを念頭に、ぜひ使ってみてくださいね。


R.O

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