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2018年2月27日火曜日

ArchiCAD GDLオブジェクト作成の効率化②



前回、GDLオブジェクト作成時の小技を紹介しましたが、この方法だと自動でコマンドが使われるので、円弧部分がある場合resolをコントロールできません。

また、場合によっては別のコマンドでモデリングしたい時もあります。

そんな時にRhinocerosとGrasshopperで半自動的にGDLを記述して、任意のコマンドを使う方法を紹介します。



Rhino+GHでモデリング

まずはRhinoとGrasshopperでモデリングをします。




次に、使いたいコマンドに必要な情報をGrasshopperで抽出します。



ここではGDLのprismコマンドでモデリングしたいので、Grasshopperでモデルの頂点の座標を抽出し、prismコマンドに必要な引数が出力されるようコンポーネントを組みます。

また、resolを曲線の分割数として指定しています。

出力された文字列を、GDLスクリプト画面へコピー&ペーストすれば、簡単に特定のGDLコマンドで入力ができます。



resolを変えてコピー&ペーストしなおすと、この通り変わっています。



おわりに

基本的には、前回紹介したドラッグする方法の方が早いかと思いますが、ArchiCADで作成しづらい形をオブジェクト化したい時や、コマンドをより細かく設定したい時に活用できるのではないでしょうか。


R.O

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