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2018年2月22日木曜日

ArchiCAD BIMxでの一覧表の便利な使い方


前回はBIMxで設計者クレジット表示機能を紹介しましたが、実は他にもArchiCAD21の新機能と、BIMxのアップデートでさらにBIMxが使いやすくなっている点があります。

今回はその中でも「一覧表」にフォーカスして便利ポイントを紹介します。



一覧表の複数選択


今までBIMxで要素に表示させる情報を「一覧表」でカスタマイズする際、一覧表は一つしか選択できなかったため、一つの一覧表に複数の要素を設定しなければならず、管理が行いづらい印象がありました。

しかし、ArchiCAD21から複数の一覧表が選択できるようになったため、わざわざBIMx用に一覧表を作成しなくてもよくなりました。


設定方法


設定方法は、今までとほぼ同様で、BIMx用の発行セットのプロパティを開き、情報セットで[一覧表を選択]を選びます。


[IES情報選択]の設定画面が出るので、必要な一覧表を複数選択して[OK]を選びます。



すると情報セットも上図のように変わるので、このまま発行すればOKです。


発行結果


実際に発行したBIMxを見てみると、、、


ここではドアと窓別々の建具表を読み込んだため、建具のみ情報が見れるようになりました。


一覧表から3D要素選択


続いてBIMx内での一覧表のアップデートされた機能についてです。

ArchiCADでは一覧表から選択した要素を3Dビューに表示されることができますが、今までBIMx内に格納された一覧表ではそれができませんでした。

しかし最近のアップデートで3Dビューの要素に移動できるようになりました。


iPadで閲覧


実際にiPadで試してみると、、、


注意点


ここで注意が一つあります。
ArchiCADからBIMxを発行する際、一覧表はレイアウトに配置したものを発行セットに入れてください。


おわりに

BIMxの一覧表関係の機能が強化され、BIMxでの情報表示と、選択機能がさらに使いやすくなったかと思います。
今後もBIMxを活用してモデル確認等していきたいですね。


R.O

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