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2016年11月14日月曜日

ArchiCAD20 IFC変換でモデルの原点位置を変更する!


IFCファイルでモデルを渡す時に、モデルの原点を移動したい時ってありませんか?

 

今までは、仕方ないからArchiCADでモデルをごっそり移動したり、

もしくは、渡した先でモデルを移動したりしていました。。。

 

それがArchiCAD20IFCトランスレータ設定で、

モデルの原点位置を調整して変換できるようになったのです!!

 

正確には、予め「測点」というオブジェクトを置いておくと、

そこを原点としてIFC変換できる、というようになったのです!

 

 
←このオブジェクトです! ちょっと分かりづらいですが、
 
「内臓ライブラリ」>「IFC.apx」の中にあります。












まずは左のモデルを普通にIFC変換して、

Navisに取り込んでみます。











X1-Y1が原点ですよ。




















下の円柱の天端がNavisでのモデル原点ですが、そこにIFC変換したモデルの原点が合っていますね。




 
 
 
 
 
では「測量」のオブジェクトを原点として設定したい箇所に置いてみます!
 

 








 
「名前を付けて保存」で「ファイルの種類」で「IFCファイル」を選び、「設定」を押します。







 
「一般的なトランスレータ」は編集できないので、
 
「複製」してから「形状変換オプション」を開きます。



すると、「IFCサイト位置(測点がある場合)」
 
というものがありますね!!











これを「測点の位置」としてIFC変換します。

そしてNavisで開いてみると、、、




見事!!原点位置が調整されて変換されました!!



 
 
今回は「測点」オブジェクトを1FLに置きましたので、
 
1FLの「高度500」のため、レベルも調整されています。












 
「測点」オブジェクトの設定で、
 
高度設定をすることによって、
 
基点レベルも調整できますよ!!








 
 
また、設定で「プロジェクトの北に従う」としていると、
 
「オプション」>「プロジェクト設定」での
 
「プロジェクトの北」向きが合います。






















 
 
「プロジェクトの北に従う」のチェックを外すと、
 
「測点」オブジェクトの向きを自由に変えることができ、








 
 
このまま変換すると、、、











向きも調整されてIFC変換が出来ました!!

 

原点位置を調整してモデルを渡したい時には是非使いたい機能ですね!

 

ただし、そのIFCデータを再度ArchiCADに取り込んでも、元の位置のままでしたので、調査中です。。。

 

FH

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