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2016年11月4日金曜日

下地とも不燃の表記は、要チェック

設計図の仕上表の内装制限の欄や、法チェック図の凡例の片隅に、
「下地とも不燃」!
の表記。
一方、壁の凡例を見ると、一般壁は石膏ボードの9.5㎜+12.5㎜の2枚貼。

しかし、「下地とも不燃」これをそのまま当てはめると、何十万円、
現場によっては、何百万円のコストアップになってしまいます。
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【解説】
汎用品の石膏ボードはJIS記号でGB-Rといい、12.5㎜は不燃、
9.5㎜は準不燃となっている。下地とも不燃にするためには、9.5㎜をGB-NC
(不燃積層石膏ボード)に変えて不燃にするか、元々不燃の12.5㎜に変えるかの
選択肢になる。どちらも少々、お高くなります。
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これ、実際よくある話なんです。

下地とも不燃の個所は、確かにありますが、
その必要がない部屋を下地とも不燃にしている場合は、
積極的理由が無いというのが、ほとんどです。
(語弊を招く恐れがあるので、この言い方で勘弁して下さい)

ですから、受け取るあなたが、「下地とも不燃」を要求される部屋を
理解して、聞き出すことが重要なのです。

という事で、案外少ない「下地とも不燃」になる6つを
覚えてチェックしましょう。

・高層区画の500㎡の緩和
・竪穴区画の区画免除
・告示1436号の四のハの(4)
・避難階段、特別避難階段の階段室・附室
・非常用EVの乗降ロビー
・地下街

扉の事など他の規定もあるので、法令集は必ず見ましょう。

by Y爺

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