ArchiCAD17より高さの基準に「海抜」という項目が追加されました。
その「海抜」を使って敷地モデルを入力すると面倒な敷地の高低の差の計算をせずに測量図にある数値をそのままモデルに入力することができます。
今回はその方法をご紹介します。
まずはモデルの基準となる原点の高さを設定を行います。
原点が海抜からどの高さに在るかを設定します。
メニュー「オプション」→「プロジェクト設定」→「プロジェクトの場所」を選択します。
「プロジェクトの場所」の画面が開くので「高度:」の数値を測量図にあるBM(ベンチマーク)でも良いのですがその海抜高さを入力します。今回は「33.54」と入力します。
単位はmです。そして「OK」で閉じます。
「オプション」→「プロジェクトの設定」→「基準レベル」より原点(GL-基準)が海抜より3,3540.0mm高い位置にあることが確認できます。
続いてこちらの設定は任意ですがモデリングする際の単位を「mm」から「m」に変え、小数点以下の表示を下2ケタとします。これは測量図にある数値と同じ単位と小数点以下の表示にする為です。
敷地の入力が完了したら元の設定に戻すのを忘れないようにして下さい。
メニュー「オプション」→「プロジェクト設定」→「作業/単位」を選択します。
作業単の画面よりそれぞれ「モデル単位:メートル」、「小数:2」と設定し「OK」で閉じます。
メッシュで入力した敷地モデルのメッシュポイントを選択します。ペットパレットが表示されるので「メッシュポイントを高度変更」を選択し、メッシュポイントの高さを変更します。
「メッシュポイントの高さ」画面より「基準レベル:」を「メッシュの基準面」から「海抜」に変更します。すると先ほど設定した海抜からの高さの表示に切り替わります。
「高さ:」の数値を上記の測量図にある「33.29」の数値をそのまま入力します。
そして「OK」で閉じます。
以上の方法で海抜の高さを使って敷地モデルを入力することができます。
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