「1時間半もあるならば別に問題は無いのでは?」と思いがちなのですが、意外とこれが短いのです。例を挙げてみましょう。
条件 ・生コンプラント練り混ぜ開始から現場到着までの運送時間 25分
・ポンプ車による打設
・ポンプ車につけられる生コン車の数 1台
・1車目の生コン車
上記の様な条件にて考えてみます。
まず生コン車が現場に到着します。
90分-25分=65分
次に性状試験を行います。性状試験に合格しないと打込みはできないので、この時間生コンは打設出来ないと考えます。
大体性状試験にかかる時間は30分位ですので
65分-30分=35分
となります。
また生コン車(1車目)がポンプ車に生コンを卸し終っても「打込み終了」ではなく、型枠内に生コンが納まった状態が「打込み終了」となりますので、次の生コン車(2車目)がポンプ車に付いて生コンを卸し始め、1車目の生コンが型枠内に全て納まった状態が「打込み終了」となります。その時間を5分と仮定すると
35分-5分=30分
となり実際に生コンを打設する時間というのは30分となります。
1車目の生コン車は吹き出しを止めたり、階段部分を打設したりと時間がかかる部分を打設する事が多いので30分位だと心もとない場合があると思います。その様な状況を回避するため、1車目の数量をワザと少なくしたり、打設時間がかからない場所から打設していく等の計画が必要になってきます。
性状試験の時間を忘れずに!!
T.S
0 件のコメント:
コメントを投稿