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2014年12月4日木曜日

敷地内での荷取り架台方法の一例

敷地面積一杯に建造物が建つ場合、資材を搬入するため荷取りスペースを計画することは、工事を効率よく進捗するには重要ですが、上記の条件の場合、建物内に荷取りスペースを配置するという事はそのスペースの工事を後回しにする必要があります。

そのため、工事が出来る範囲を大きくするためには、搬入などで工事の出来ないスペースを小さくすることが大事です。

そこで、このスライド式荷取り架台です。



仕組みは荷取りステージを平行にスライドして、荷取りスペースと荷揚げ開口に出来るものです。






 『メリット』
・建物内のため第三安全が確保される。(例え荷崩れしても影響は少ない)
・建物内の上下揚重であるため比較的効率が良い。
・人力で開口の開閉(横にスライド)できるので容易である。


『デメリット』
・開口四周に養生(墜落災害防止措置)を行う必要がある。
・荷揚げするために全部階を開ける必要(レッカーの揚重するの上下にあるため)がある。
・仕込みとして架台が動く位置にレール(溝型鋼)を取り付けることが必要である。
・雨仕舞が必要となる。


私の思いとしてALC屋、LGSの長尺物搬入にはとても効果的に感じました。
また今回の現場は人通りが多いため、第三者の安全確保のために欠かせないと実感しました。

H.K



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