出来上がったモデルは、3Dで見える外見は同じでも全く異なったものに
なってしまいます。
また、複数の人で作図する場合は、統一したルールのもとに作らなければ
十人十色のモデルになってしまいますよね。
そして、CADの設定は自由自在、ルールを決めてもそのルールに現れない
部分も出て来ますし・・・。
さらに、作図者が考えながら作図していてはどんどん時間ばかり過ぎて
しまいますよね。
そこで、あらかじめテンプレートファイルを作成して、その中に作図する
部位の部品を置いておき、作図する人はその部品をコピーして使うことに
すれば、誰が作図しても部品に含まれる情報は同じものになります。
これが、物件毎の部品倉庫です。
3Dではこんな感じです。
この部品を、建物特有のもの、建物共通で使えるものに分けて
蓄えることで、部品倉庫の品数を増やしていくことが出来ますね。
ここで重要なのは、あらかじめモデルの目的を明確にすることです。
例えば、「外壁の部材毎の数量を算出するため」とした場合、
テンプレートファイルは
↓↓↓こんな感じです。
①部材毎にビルディングマテリアルと材質を設定して、数量一覧表では
その部材の数量が表示されるよう設定をしておく。
②作図者が速く、間違えなく作図できるよう、あらかじめ配置する部品を
配置する高さに置いておく。
③基本となる基準点、フロア、通り芯を入れる。
これで、目的に応じたモデルを、作図者によらず作成することが出来ますね。
T.F
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