防火壁とは主に延べ面積が1000㎡を越える建築物に適用される制限で、
建築基準法の26条に定められており、床面積を1,000㎡以内ごとに区切るように
計画されますよね。
・耐火建築物
・準耐火建築物
・一定の用途で基準に適合するもの(ここでは割愛します)
任意の準耐火建築物で計画していることが多いと思います。
「改善」とは悪い状態を良い状態に変えることですよね。
「カイゼン」は主に工場など製造業の現場で行われている作業効率や安全性の
確保を見直す活動のことです。
英語で改善という単語は「improvement」ですが、「継続的な改善を行う」
という日本的なカイゼンの意味がこの単語だけでは正しく表していないこともあり、
日本語がそのまま英語になったという経緯があるそうです。
海外だと、何で改良しないのだろう?と思うものが多々あります。
現地の方に聞いてみると「昔からそうだから」で終わってしまうのは、
日本人とすると歯がゆい感じがしますね。
フィリピンで1か月過ごしたアパートの炊飯器はご飯がこびり付くのですが、
1時間くらい冷ましてスプーンなどでそぎ落とし、その後2時間くらい水に漬ければ
大丈夫だよと教えてもらいました😅
モデルを作成していると、3Dビューで確認する機会が多くあると思います。
集合住宅など階数が多いモデルだと、いちいち切断ボックスから表示範囲をいじるのは手間だなぁと思っていました。
調べてみると表示範囲を簡単に変更する方法がありました。
特定のレベルのモデルをすぐに表示するには以下のようにします。
①3Dビューを開きます。
②画面右上のアイコンを右クリックして【ビューで方向指定】→【平面図】→任意のビューを選択
※平面図から任意のビューを表示させると、3Dビューも平面図と同じように表示されます。
↑こんな感じ。このやり方なら、切断ボックスから範囲をいじらずに欲しいレベルの3Dビューを表示させることが出来ます。
モデリングの時間が短縮されて便利だと思います。
A.K
円柱のファミリを作成する際の円の拘束についてです。
先日、円柱形のファミリを作成していたところ、なかなかうまくいかずにてこづった部分があったので共有します。
タイプ編集から円柱の高さと円周が変更できるファミリを作成します。
まず、円柱を押出フォームから作成します。
立面図ビューから、高さ方向に寸法を入れて高さのラベルを設定するとタイプ編集画面から高さのパラメーターが確認できました。
数値を変更すると高さも変更されました。
続いて、平面図ビューから円周に寸法を入れてロックします。
同じように円周のラベルを設定すると、タイプ編集画面に円周のパラメーターが追加されています。
ここで、円周の数値を変更してOKをクリックすると、【拘束が満たされていません。】とエラーが出てしまい、うまくいきませんでした。Bluebeamには、レイヤーを設定できます。
レイヤーごとに項目を分けておくと、一つのPDFデータで完結して便利になると思います。
今回は、Bluebeamのレイヤーの表示設定について調べてみました。
Bluebeamでレイヤーを設定するには、任意の図形を選択→右クリック→レイヤー から設定できます。
上部リボンから、ウィンドウ→パネル→レイヤー を選択するとレイヤー設定が開きます。
表示されているレイヤーを右クリック→レイヤーのプロパティ を選択します。
【デフォルトの状態】:PDFを開いたときのデフォルトの表示状態を設定します。
【ビュー】:レイヤーを表示または非表示に設定します。
【印刷】:PDFの印刷時にレイヤーを含めるかどうか設定します。
【エクスポート】:【レイヤーをページにエクスポート】を使用する際に指定したレイヤーをエクスポートに含めるか設定します。
ここで、【デフォルトの状態】と【ビュー】の違いがよく分からなかったので、Bluebeam上とPDFビューワーのAdobe Acrobat Reader上で比較してみました。
「AAA」をレイヤー【A】、「BBB」をレイヤー【B】、「CCC」をレイヤー【C】、「DDD」をレイヤー【D】としています。
レイヤー【A】:【デフォルトの状態】オン 【ビュー】オン
レイヤー【B】:【デフォルトの状態】オン 【ビュー】オフ
レイヤー【C】:【デフォルトの状態】オフ 【ビュー】オン
レイヤー【D】:【デフォルトの状態】オフ 【ビュー】オフ
上記のように設定した結果が以下です。
左:Bluebeam上 右:保存後、Acrobat Readerで開いたもの
プロファイルファミリを作成する時は、基本的にスイープを使用することが多いのですが、どうしてもスイープだと作成できないファミリがありました。
作成したいのは、勾配かつカーブのある側溝です。
そこで、スイープブレンドを使用してみました。
スイープとスイープブレンドの違いは、指定できるプロファイルの数です。
スイープは1つのプロファイルを指定してパス形状に沿って作成されますが、スイープブレンドはパスの始点と終点の2か所のプロファイルを指定できます。
勾配とカーブに取り付く側溝が作成できました。
実際は3Dビューを見ながら細かく位置合わせをする必要があると思いますが、何とか作成することが出来ました。
A.K
カーテンウォールを作成し、パネルを選択する際、複数のパネルを一括で
選択できる方法があります。
カーテンウォールから、任意のパネルを選択、右クリックで【パネルを選択】をクリック、
【垂直グリット沿い】【水平グリット沿い】【ホスト上のパネル】から選択します。
【垂直グリット沿い】をクリックすると、選択したパネルと同じ列(垂直グリット)の
パネルを選択できます。
【水平グリット沿い】をクリックすると、選択したパネルと同じ行(水平グリット)の
パネルを選択できます。
【ホスト上のパネル】をクリックすると、選択したパネルと並んでいるすべての
パネルを選択できます。
カーテンウォールのパネルの数が多いときなどは、
まとめて選択ができるので便利です。
O.T
AutoCAD(IJCAD)は指定したオブジェクトを選択する為の「フィルター」機能があります。
ポリラインで「赤」「黄」「水色」の線を2本ずつ作成し、3本は線種を破線にします。
次に作成したラインを全て選択し、「オブジェクト選択フィルタ」から
「画層」の「赤」を追加し、適用すると、2本の赤色のラインが選択されます。
機能としては、追加した条件に当てはまるオブジェクトのみを選択することが出来ます。
選択できるフィルタは様々です。
次に再度ラインを全て選択し、「オブジェクト選択フィルタ」から「線種」の
「HIDDEN2」(破線)を追加し、適用すると、赤色且つ線種が破線のラインのみが
選択されます。
このように複数の条件を追加でき、その条件に全て当てはまるオブジェクトのみが
選択されるので、作図量が多くなった際に任意のオブジェクトのみを選択、
編集したい時はこの機能を使用すると便利です。
O.T
AutoCAD(IJCAD)でブロックを別のデータへコピーする際の注意点をご紹介します。
「データA」「データB」を立ち上げ、データAには「□」を、データBには「〇」を
ブロック化し、どちらもブロック名を「ブロックA」とします。
次にCADデータA内の「□」を削除し、CADデータB内の「〇」をコピーし、
CADデータA内にペーストしても、「□」のブロックになってしまいます。
理由は「□」を削除しても、「ブロックA」の「□」という定義(情報)がデータAに
残っているため、同じ名前のブロックをペーストすると、残っている定義の
ブロックに変わってしまいます。
Revitなどは同様の事をグループで行うと、自動的に違う名前に変更してくれるのですが、
AutoCAD(IJCAD)はダイアログも出ずに差し変わってしまうので、
名前変更(RENAME)を使ってデータ固有の名前に変更するなどして対策が必要です。
O.T
オブジェクトの面の移動を行う際は、コマンド名「MoveFace」、
または下記アイコンを選択し、移動したい面をクリックすることで、
ポリサーフェスの面を移動できます。
上記と同様の操作として、ショートカットキー「Ctrl+Shift」キーを押しながら面を
クリックしても、選択した面の移動が可能です。
また、面以外でも、エッジやグループ内のオブジェクトも選択できるので、
覚えておくと便利です。
O.T
施工ステップは工事の進行を図示したものです。
下図は施工ステップの活用例ですが、施工の手順を図に示して
工事内容の見える化をすることで、関係者とイメージの共有をしています。
![]() |
(mhlw.go.jp)より引用 |
かいつまんだ内容ですが施工ステップ作成のポイントをまとめてみました。
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施工ステップを作成する目的は多岐にわたりますが以下の例が挙げられます。
・手順の周知による工事のスムーズ化
・危険が伴う作業の共有
・各作業の問題点洗い出し
→重機災害、第三者災害、墜落の防止、周辺建物との干渉・よりよい施工計画の検討
・作業イメージの共有
施工ステップにより作業をわかりやすくしたり、
危険なポイントを共有することで安全・品質、生産性を確保する役割があります。
具体的な危険箇所とは特に下記グラフに上がっているような事故が起こりやすい箇所や、当該工事特有のトラブルが起こりそうな箇所です。
▽労働災害 建設工事・事故の型別
令和5年の労働災害発生状況を公表(厚生労働省)より画像引用
図はフェーズごとに色を使ったり、時間をプログレスバーで進捗を示すことで
工事の情報が視覚化され、工事の内容が伝わりやすくなります。
階段で、踏面数を入力したいときについてです。
このような階段数表示を文字で行っていましたが、注釈で入力できることを知りました。
【 注釈 】→ タグ → 踏面数 を選択することで下記のような注釈が自動で入力されます。
部屋が表示されない原因についてです。
特定の部屋が表示されず、部屋タグが配置できない問題が発生しました。
▽サンプルモデル 平面図
集計表では部屋があるので存在しているはずであるのに平面図になると表示されない理由はなぜか。
原因を調べたところ、フェーズが影響していました。
Autodeskによると、
”部屋と部屋タグは、フェーズ作成フィルタに関係なく、
1つのフェーズ(部屋が作成されたときのフェーズ)でのみ表示できます”
とあります。
つまり、部屋が表示されるのは
ビューのフェーズと部屋のフェーズが一致しているときのみ、ということです。
▽ビューのフェーズ
部屋が表示されない、という方はフェーズが原因かもしれないので
確認してみてください。
O.J
複数階建ての集合住宅の計画において、バルコニーにルーバーが設置されていました。
・視線の遮断
・通気の調節
・日光の遮断
・騒音の緩和
・ほこりの侵入防止
・外観の向上
今回のケースは室外機があるところに設置されているため、目隠しによる外観の向上、
日焼けによる劣化防止、雨やほこりの付着を防ぐ目的があります。
また、室外機が区画されていることで
こどもがベランダから転落すること防ぐことができます。
こどもがベランダの室外機やチェア、荷物を踏み台にして手すりから転落する
事故は毎年のように報告されています。
こどもの転落を防ぐためには、室外機は手すりから60cm以上離して設置することが推奨されています。
窓やベランダからのこどもの転落事故 | 政府広報オンライン (gov-online.go.jp)より引用
ルーバーなどで室外機があるところに侵入防止措置をするのも有効な対策となると思いました。
以下はこどもの転落事故の注意喚起となりますが、転落事故発生時の調査では
窓の鍵をかけていてもこども自身で開錠し窓から転落した、
部屋の中にあった踏み台をこども自身でベランダに持ち出して
手すりから転落した事例があります。
こどもは危険に対する認識が曖昧で、大人が予想できない動きをすることが
あります。
補助錠を使いこどもの手で開かないようにする、
ベランダで遊ばないように注意するなど、リスクを減らす環境づくりが重要です。
これからの季節は窓を開けたりベランダに出たりする機会が増えるため、
お子さまのいるご家庭は十分に対策を講じてください。
STOP!子どもの転落事故(名古屋市消費生活センター)
O.J