①デッキ合成スラブ用デッキプレート
②鉄筋トラス付デッキ
③床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)
今回、注目したいのはデッキの裏側です。それぞれ形が違うため、取り合う壁の
処理方法などが変わってきますので注意が必要です。
先ずはどこでどの種類を使うかはを簡単に整理すると。。。
一般的に、S像のメリット(軽量化)や工業化などを考慮すると先ずは、
①デッキ合成スラブ用デッキプレート
が考えられます。その中で、重量物が載る部分は、耐荷重性のスラブ断面を考えて
②鉄筋トラス付デッキ
となり、PS・DS・設備機械室や集合トイレなど床貫通孔や床開口が多い部分は、
在来配筋のメリットで
③床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)
を用いて開口補強筋でカバーするということですね。
この3種類のデッキは、構造的にみると
①は構造体、②は鉄筋のみ構造体、デッキは仮設材、③は仮設材
となりますね。
デッキ裏面の特徴は次のようになります。。。
①デッキ合成スラブ用デッキプレート
デッキ底は山谷があるが、谷にも平坦な部分があるため、壁材の固定はしやすい。
山の部分は穴が開くので、壁材または壁材と同等な性能のあるもので埋めなければ
ならない。
②鉄筋トラス付デッキ
デッキ裏面はフラットなので、壁材の取り合いは処理がしやすい。
③床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)
裏面には75㎜程のリブが出てくる。リブは仮設材なので、壁を固定はしない。
耐火間仕切りの取り合いはリブを切ったり、壁の位置に調整板を入れてフラット
な面を作ったり、対策が必要である。
デッキの裏面の特徴を理解していると、事前に壁の取り合いの検討もスムーズに
行えますね。
T.F
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