折板屋根の断面形状をプロファイルで作成して使う場合の屋根勾配の付け方や長さを調整する方法を説明したいと思います。
勾配を付けるには断面ビューを開いて行いますが、その時のポイントは勾配方向と平行になる線を作業面に設定することです。
この基準になる線がないと断面ビューで勾配のスイープが描けませんので注意して下さい。
その基準となる線というのは通り芯を利用すれば簡単に出来ます。
下の図のように勾配を付ける場合で試してみましょう。図の下側が水上、上側が水下とします。
この場合、勾配が付いている方向と平行の通り芯、①通り又は②通りの通り芯を基準にします。
では実際に描いてみましょう。
まず勾配方向と平行になる断面ビューを開きます。
「コンポーネント」から「インプレイスを作成」→ファミリカテゴリで屋根を選び、「スイープ」から「パスをスケッチ」を選択します。
「作業面」の中で「名前」にチェックを入れます。
ここで重要な基準線となる勾配方向と平行な線として「通芯:1」を選びます。
これで断面ビューで勾配の付いたスイープが描くことができます。
屋根勾配の角度や長さはこのスイープを描く時に調整します。
屋根のモデルを作った後に編集して勾配や長さを変える時も、このスイープを調整して行います。
スイープの編集モードを終了して折板のプロファイルを選択して、編集モードを終了します。
断面ビューでパスを描くとプロファイルが回転してしまうので、向きを戻すために「プロパティ」で「角度」を「90°」にします。
これで勾配屋根の調整ができました。
by shoichi.I
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