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2019年11月19日火曜日

自走式駐車場スロープの鉄骨を見る

普段何気なく使っている自走式立体駐車場のスロープですが














スロープ床の下地鉄骨はどんな形になっているのだろう
と考えると、実はよく分からないよねって思ったので、
近所の商業施設を見てきました。














駐車スペースとスロープの境目部分には、排水溝が設けて
ありました。
なるほど、駐車場床面の水がそのままスロープに流れたら
スリップしそうで嫌ですよね。















排水溝の下の構造はどうなっているのか、下の階に行って
確かめてみました。
溝の両脇には、梁が2本並んで駐車スペース側の床端部と
スロープ側の床端部をそれぞれ支持していました。












では、スロープから下ってカーブする床面の下はどうなって
いるのか?更に詳しく見てみましょう。
上の写真の一番手前の梁と、蛍光灯を挟んだ奥の梁が
排水溝両脇の梁です。この梁は水平ですね。
その奥の梁が右カーブで下りになる床下ですが、カーブ
内側で梁の端部がへの字に折れているのが分かります。
そして一番奥の外壁の梁は、カーブ外周の勾配に合わせて
一定勾配になっていました。
つまりこの間の床下は、捻っていることになります。














今度は、カーブ内側の中心に近い部分の床下がどうなって
いるのか見てみます。
写真右上の蛍光灯が排水溝の下になります。
そこから中央の柱位置がカーブ中心なので床デッキが
かなり急こう配で掛かっていますね。













近寄ると良く分かりますね。
梁のウェブ側面にデッキ受けが付いています。
でもこの梁の反対側は、














駐車スペースの下になるのでフラットなんです。

やはり現物を見てみると、実際にはよく分かってなかった
ということがよく分かり、勉強になりました。

MK

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