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2018年3月1日木曜日

ArchiCAD レンダリング時の外壁の表現



前回は、ArchiCAD21のCineRenderの新機能、視差オフセットを紹介しましたが、まだまだCineRenderの新機能があります。

今回はその新機能の中の、材質にランダムな値を割当てられる機能を使って、外壁タイルをよりリアルに表現してみたいと思います。



材質設定

材質にランダムな色を適用する際に設定をするには、[CINERENDER 設定>カラー>テクスチャ>シェーダー効果]の中から[バリエーション]を選択します。



ランダムのシード値や、オブジェクトバリエーションを設定し、ランダムな色は[グラデーション]で設定します。



ここでは4色の色を選択しています。
右側の数値を編集すると、その色が出現する割合を調整できます。



材質割り当て

いよいよ材質を割当てるのですが、通常壁一枚を配置するだけでよいのですが、今回はタイルのため、ちょっと手間ですが一枚一枚配置する必要があります。

ここでは連続コピーでさくっと配置しました。

あとは作成した材質を上書きして完了です。


レンダリング結果

材質の設定が完了したので、レンダリングしてみましょう。

結果は、、、



この通り、タイルの色がランダムに割り当てられています。


テクスチャの場合


ではテクスチャを割り当てた場合と比較して見ましょう。



上がランダムな材質、下がテクスチャになります。
この通り、テクスチャでは同じパターンの繰り返し感が強いですが、ランダムにすればより自然な仕上がりになります。


おわりに

テクスチャを割り当てるよりも手間は増えてしまいますが、よりリアルなパースや動画を作成する際には有効ではないでしょうか。

次回は、もう一つこのランダムの活用法を紹介します。


R.O

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