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2017年7月27日木曜日

コンクリート躯体をオブジェクト化して数量算出

前回、確認したソリッド編集の「交差部」の特性を踏まえてコンクリート数量を算出。

手順はコンクリート躯体を通り芯と一緒にオブジェクト化し、そのオブジェクトと
コンクリート躯体の工区にみなしたスラブ要素でソリッド編集(交差部)し、
ソリッド編集された要素の体積を一覧で表示といった流れです。


◆メリットとしては以下の2つです

 ・「交差部でのソリッド編集のメリット
  ⇒工区要素が躯体の形状そのままになる為、その要素の数量そのものがコンクリートの数量となる。

 ・躯体をオブジェクト化するメリット
  ⇒・柱・梁、スラブなど様々な複数要素で作成されたモデルを1つの要素として扱え、ソリッド編集の
    「交差部」を使ってソリッド編集可能になる。   

◆ポイント(コツ)としては2つです。 
 ・通り芯を一緒にオブジェクト化する
  ⇒オブジェクト化したコンクリート躯体を配置する際通り芯の交点などで位置を正確に配置できる。

 ・オブジェクト化するコンクリートの要素を平面ビューの状態でオブジェクト化する
  ⇒オブジェクトを配置する際、平面ビューで配置しやすい。

①コンクリート要素をオブジェクト化
 ⇒3Dビューで選択して、[編集]-[選択を平面に反映]をし、平面ビューの状態で[ファイル]-
  [ライブラリとオブジェクト]-[選択内容の名前を付けて保存]で名前を付けて保存。


3Dビューで通り芯と一緒に選択
選択を平面に反映


②オブジェクトを配置し、工区要素(スラブ要素)を作成。


通り芯の交点でスナップが効くので配置しやすい!


③「交差部」でソリッド編集(ターゲットを工区要素とします!)
ソリッド編集「交差部」

コンクリートの形状そのものに!

④一覧表作成⇒ 工区毎の数量が確認できました!


次回はこの手法を元に躯体コンクリートの変更に対する管理方法について御紹介致します。


A.M

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