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2016年8月3日水曜日

段差型枠の精度を良くする手段

床に段差のある躯体を施工する場合、
一般的には段差型枠を浮かせた状態で固定して
コンクリート打設を行います。

















それでも実際は、打設中に何かを当ててしまったり
型枠の上につい・・乗ってしまったり、と何かしらの
事態によって型枠が少しずれてしまったり、多少
沈んでしまったり、逆に浮き上がってしまったりと、
精度を保つには難しい状況に見舞われがちです。

そこで、本当にシビアな精度が要求されるような躯体
を施工する場合の一つの方法です。














この躯体は段差は50ミリ、仕上がり精度が数ミリ程度
に納まるよう要求されていました。

そこで多少手間とコストがかかりますが、□-50x50x2.3
角パイプを所定寸法にて金物屋さんに製作してもらい
現場で固定(鉄筋にガッツ金物を付け溶接で位置決め)
 してもらいました。

手間とコストはかかりましたが、要求精度は確保すること
が出来ました 。

ここぞという時にはこのような施工方法も選択肢に考えて
みてはどうでしょうか。

by MK

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