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2014年6月2日月曜日

コンクリート打設の管理方法

 6月に入り梅雨を経て段々暑くなる時期に入っていきますが、皆様体調の管理のほうは如何でしょうか。体調の管理もそうですが、この時期からコンクリートの気温管理の方も変わっていきます。具体的に言うとコンクリートの練り混ぜ開始から打込み終了までの時間です。例えば「公共建築工事標準仕様書」ではコンクリートの練り混ぜ開始から打込み終了までの時間が外気温25°未満の場合120分、25°を超える場合90分と決められています。(但し特別な処置を講じている場合を除く)

「1時間半もあるならば別に問題は無いのでは?」と思いがちなのですが、意外とこれが短いのです。例を挙げてみましょう。

条件 ・生コンプラント練り混ぜ開始から現場到着までの運送時間 25分
   ・ポンプ車による打設
   ・ポンプ車につけられる生コン車の数 1台
   ・1車目の生コン車

上記の様な条件にて考えてみます。

 まず生コン車が現場に到着します。

90分-25分=65分

 次に性状試験を行います。性状試験に合格しないと打込みはできないので、この時間生コンは打設出来ないと考えます。
大体性状試験にかかる時間は30分位ですので

65分-30分=35分

となります。

 また生コン車(1車目)がポンプ車に生コンを卸し終っても「打込み終了」ではなく、型枠内に生コンが納まった状態が「打込み終了」となりますので、次の生コン車(2車目)がポンプ車に付いて生コンを卸し始め、1車目の生コンが型枠内に全て納まった状態が「打込み終了」となります。その時間を5分と仮定すると

35分-5分=30分

となり実際に生コンを打設する時間というのは30分となります。

 1車目の生コン車は吹き出しを止めたり、階段部分を打設したりと時間がかかる部分を打設する事が多いので30分位だと心もとない場合があると思います。その様な状況を回避するため、1車目の数量をワザと少なくしたり、打設時間がかからない場所から打設していく等の計画が必要になってきます。

性状試験の時間を忘れずに!!


T.S

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