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2014年6月19日木曜日

避難動線を優先で!

建物をスッキリと納めたいというのは、誰もが考えることだと思いますが、
スッキリ動線、まして避難動線より優先してしまうと人命にも関わり
かねないので注意しましょう。

とある建物で、階段室の出入り口に常時開放型防火戸がついていました。
防火戸の戸袋は、階段正面にあり、踊り場をクランクするように通行する
プランでした。


しかし、実際に避難するときのことを考えてみると・・・・

防火戸の吊り元が、避難時に向かう側に有り、避難動線を妨げる形に
なってしまっていました。
壁を厚くする部分を極力抑えようと言うことが見て取れ、また、階段室が
スッキリ納まったと思ってしまいがちですが、避難を想定して仮想空間を
思い浮かべ歩いてみると
「これはまずい!!」
ということに気がつきます。



戸袋の枠のちりが大きくなってしまいましたが、吊り元と戸袋の位置を変え、
避難動線に干渉しない側で納めることになりました。
                                          T.N  
                                              

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