軽量間仕切り壁は、ボードにクラックが入らないように建具開口部(建具枠の上部両側)
や軽量間仕切りの種別が変わる部分に目地を入れます。
吉野石膏(株)カタログより
目地の入れ方は、
・2枚張りであれば上張りを3㎜~5㎜目透かしにして張る。
・ボードのベベルエッジを利用して突きつけにしてそのまま現しにする。
等の方法がありますね。
しかしここで気を付けなければならないのは、一般間仕切りであれば問題ないのですが
防火区画壁や遮音壁は目地の部分でボードの性能が満たされなくなってしまいます。
吉野石膏さんのカタログを見ると、目透かし仕様として歌っているものがあります。
あくまで個別認定を受けた工法なので、例えばA-2000シリーズでも千鳥仕様の目地仕様
の認定はありますが、敷目板の仕様はありません。
耐火性のみで見ると、S-12は目地仕様がありますが、構造認定の準耐火システムの仕様には
目地仕様はありません。
遮音壁(遮音耐火壁)を見ると、目地仕様があるのはTLD値が56の壁までで高遮音仕様の
壁には目地仕様がありません。
どの壁種類でも目地仕様があるわけではないようです。
設計図の壁種類を見たときに、目地仕様があるか否かを確認して目地が入れれる部分、
入れれない部分というのも注意する必要がありますね。
T.F
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