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2023年4月27日木曜日

軽量間仕切り 壁目地の注意点

軽量間仕切り壁は、ボードにクラックが入らないように建具開口部(建具枠の上部両側)

や軽量間仕切りの種別が変わる部分に目地を入れます。

              吉野石膏(株)カタログより

目地の入れ方は、

・2枚張りであれば上張りを3㎜~5㎜目透かしにして張る。

・ボードのベベルエッジを利用して突きつけにしてそのまま現しにする。

等の方法がありますね。


しかしここで気を付けなければならないのは、一般間仕切りであれば問題ないのですが

防火区画壁や遮音壁は目地の部分でボードの性能が満たされなくなってしまいます。


              吉野石膏(株)カタログより

吉野石膏さんのカタログを見ると、目透かし仕様として歌っているものがあります。

あくまで個別認定を受けた工法なので、例えばA-2000シリーズでも千鳥仕様の目地仕様

の認定はありますが、敷目板の仕様はありません。

耐火性のみで見ると、S-12は目地仕様がありますが、構造認定の準耐火システムの仕様には

目地仕様はありません。

遮音壁(遮音耐火壁)を見ると、目地仕様があるのはTLD値が56の壁までで高遮音仕様の

壁には目地仕様がありません。

どの壁種類でも目地仕様があるわけではないようです。


設計図の壁種類を見たときに、目地仕様があるか否かを確認して目地が入れれる部分、

入れれない部分というのも注意する必要がありますね。

T.F



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