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2018年1月26日金曜日

ミレニューム足場



これはある案件で作成した(内部)足場検討モデルです。
ぎゅーぎゅー詰めです。
※以降は、ブログ用なのでこのモデルの一部分だけで説明します。


拡大するとおわかりになると思いますが、所々赤く表示されています。
作業中 "一時的"に外す手摺りだけを着色しました。
理由は...


スタジアムなどでよくあるトラス構造だからです。
トラスは地組みして、支保工に乗ります。
トラスを1組(2つ)乗せる。

桁行方向にブレス等の水平材を通す。
※柱・支保工・躯体は今回不要なので表示していません。
トラスの形状もブログ用に変更していますので、構造的に不自然なのはご理解ください。


それを4・5スパン行い、ブレス・水平材を本締め屋根を張ったら支保工を解体。
初めて自立します。

つまり、この複数のブレスが足場(特に建地)にぶつかっては困るのです。
(実際は、一部下弦・上弦にも水平材あり)


しかも、支保工撤去後トラスは少し下がります。
今回は変位最大200mm
しれっとキャットウォークまで入ってます。
足場モデル依頼の打合せ中は興味深かったのですが、徐々に
「あれ?これクソめんどくせーヤツじゃねーの??」って
なってきました。

そこで、提案されたのが「ミレニューム足場」
簡単に説明すると、手摺り先行型で、組立てが簡単なので、
ぶつかる箇所の布板と手摺りはちょっとの間、外しましょう!
ってなりました。

言うのは簡単ですが、これが完全にパズル笑


赤色は将来外すのでOK
建地接触無しでOK
避けてます!!
必死のパッチで避けてます笑

1スパン作ったらコピペでズルしようとしら
梁間方向から見ると、トラスが絞られている(つまり、屋根が半オーバル型)し、
ブレスもキャットウォークも曲がっていきます。

わーわー言いながらも、遂に全スパン完成^^


「2Dで外した範囲をみたいっ!!打合せで使うから」と無茶ぶり言われた場合は、
足場幅真ん中に断面を入れて、表示範囲をその半径にしてください。

そうすれば、足場の平面投影内に架かる障害物を立面図で目視できます。
(トラス入っちゃうと、トラスにもブレスあるので識別が困難になります。)



布板を外した部分を確認したらdxfでもなんでも変換しましょう^^
全部のスパン必要ですが^^;
ちなみに、最上部の建地は引き抜きの長さ分注意してください。
トラスがたわんで下がってくるので

遂に神対応終わりましたが、担当者が
「すみません...。キャットウォークのデータ古いの渡してました...。」


(実話)


Rae



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