これはある案件で作成した(内部)足場検討モデルです。
ぎゅーぎゅー詰めです。
※以降は、ブログ用なのでこのモデルの一部分だけで説明します。
拡大するとおわかりになると思いますが、所々赤く表示されています。
作業中 "一時的"に外す手摺りだけを着色しました。
理由は...
スタジアムなどでよくあるトラス構造だからです。
トラスは地組みして、支保工に乗ります。
トラスを1組(2つ)乗せる。
↓
桁行方向にブレス等の水平材を通す。
※柱・支保工・躯体は今回不要なので表示していません。
トラスの形状もブログ用に変更していますので、構造的に不自然なのはご理解ください。
それを4・5スパン行い、ブレス・水平材を本締め屋根を張ったら支保工を解体。
初めて自立します。
つまり、この複数のブレスが足場(特に建地)にぶつかっては困るのです。
(実際は、一部下弦・上弦にも水平材あり)
しかも、支保工撤去後トラスは少し下がります。
今回は変位最大200mm
しれっとキャットウォークまで入ってます。
足場モデル依頼の打合せ中は興味深かったのですが、徐々に
「あれ?これクソめんどくせーヤツじゃねーの??」って
なってきました。
そこで、提案されたのが「ミレニューム足場」
簡単に説明すると、手摺り先行型で、組立てが簡単なので、
ぶつかる箇所の布板と手摺りはちょっとの間、外しましょう!
ってなりました。
言うのは簡単ですが、これが完全にパズル笑
赤色は将来外すのでOK
建地接触無しでOK
避けてます!!
必死のパッチで避けてます笑
1スパン作ったらコピペでズルしようとしら
梁間方向から見ると、トラスが絞られている(つまり、屋根が半オーバル型)し、
ブレスもキャットウォークも曲がっていきます。
わーわー言いながらも、遂に全スパン完成^^
「2Dで外した範囲をみたいっ!!打合せで使うから」と無茶ぶり言われた場合は、
足場幅真ん中に断面を入れて、表示範囲をその半径にしてください。
そうすれば、足場の平面投影内に架かる障害物を立面図で目視できます。
(トラス入っちゃうと、トラスにもブレスあるので識別が困難になります。)
布板を外した部分を確認したらdxfでもなんでも変換しましょう^^
全部のスパン必要ですが^^;
ちなみに、最上部の建地は引き抜きの長さ分注意してください。
トラスがたわんで下がってくるので
遂に神対応終わりましたが、担当者が
「すみません...。キャットウォークのデータ古いの渡してました...。」
(実話)
Rae
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