その中のいくつかを試してみたいと思います。
今回は、線分ツールの改善について。
1つ目に試行してみたのは、線分ツール間のパラメータ置換です。
ArchiCAD20までは各線分ツール間でパラメータ置換は行えませんでした。
(※線分ツール:線ツール、ポリラインツール、円/円弧ツール、スプラインツール)
それが、ArchiCAD21では可能になりました。
下図のように、左に「ポリラインツール」で作図した矩形、
真ん中に「線ツール」で作図した線、
右に「円/円弧ツール」で作図した円があります。
「ポリラインツール」の矩形は破線の赤ペンで作図されていますので、パラメータ取得し、
「線ツール」の線と「円/円弧ツール」の円にパラメータ置換を行ってみます。
まずは「線ツール」の線。
問題なくパラメータ置換ができました。
次に「円/円弧ツール」の円。
これも問題なくパラメータ置換ができました。
2つ目の線分ツールの改善は、「破線処理」について。
ArchiCAD20まではポリラインツールで破線の矩形等を作図すると角が表現されないことがあり、図形としての表現が中途半端になることがありました。
ArchiCAD21ではポリラインツールの設定画面に[破線:分節別]と[破線:連続]という設定が追加され、
作図したポリラインを選択し、[破線:分節別]を設定すると全部の角が表現されるようになりました。
これらは少し地味な新機能ですが、図面化を行う上で2D加筆は必要なので、便利な機能です。
Takayuki.H
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