ページ

2018年1月16日火曜日

ArchiCAD21新機能その2 「線分ツールの改善」

ArchiCAD21がリリースされ、新機能がいくつか追加されました。
その中のいくつかを試してみたいと思います。





今回は、線分ツールの改善について。





1つ目に試行してみたのは、線分ツール間のパラメータ置換です。
ArchiCAD20までは各線分ツール間でパラメータ置換は行えませんでした。
(※線分ツール:線ツール、ポリラインツール、円/円弧ツール、スプラインツール)





それが、ArchiCAD21では可能になりました。
下図のように、左に「ポリラインツール」で作図した矩形、
真ん中に「線ツール」で作図した線、
右に「円/円弧ツール」で作図した円があります。







ポリラインツール」の矩形は破線の赤ペンで作図されていますので、パラメータ取得し、
線ツール」の線と「円/円弧ツール」の円にパラメータ置換を行ってみます。






まずは「線ツール」の線。





問題なくパラメータ置換ができました。







次に「円/円弧ツール」の円。





これも問題なくパラメータ置換ができました。











2つ目の線分ツールの改善は、「破線処理」について。



ArchiCAD20まではポリラインツールで破線の矩形等を作図すると角が表現されないことがあり、図形としての表現が中途半端になることがありました。





ArchiCAD21ではポリラインツールの設定画面に[破線:分節別]と[破線:連続]という設定が追加され、
作図したポリラインを選択し、[破線:分節別]を設定すると全部の角が表現されるようになりました。








これらは少し地味な新機能ですが、図面化を行う上で2D加筆は必要なので、便利な機能です。



Takayuki.H

0 件のコメント:

コメントを投稿