ページ

2017年6月13日火曜日

『建築を考える』 ある内部階段手摺の不思議

これはあるS造の商業施設で見かけた内部階段なのですが、
何気なく上がって行くと何やら違和感オーラが漂って来たのです。




















立ち止まって見渡すとなんと!階段の左右の手摺りが全く同じ形です。
内回り側も外回り側も同じ形・・?
   
内回り手摺りの向こうは吹抜けですが、外回り手摺りの外側は壁です。





















しかも支柱と横桟の中にはガラスが入っていました。
   
通常外回り手摺りは壁付けで手摺りを廻すはずですがどうして支柱を
立ててわざわざガラスまで入れたのでしょうか?全く分かりません。
これが違和感オーラの原因でした。
   
この外回り手摺りをよく観察するとガラスは上下の横材の溝に差し込まれおり
支柱とは20ミリほどの隙間を空けてあります。
   
そのおかげで隙間から塵が入り込んでガラスと壁の隙間に溜まっています。
もちろんこのままでは掃除することも出来ませんよね。
施工もかなりやりずらかったことが想像できます。
   
どうして壁付け手摺りにしなかったのでしょう?

皆さんはどう思われますか?(笑)   

by MK

0 件のコメント:

コメントを投稿