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2017年6月26日月曜日

BIMx サムネイルとギャラリーをカスタマイズ




プレゼンなどでBIMxをiPadで見せる際、一番最初に目に入ってくるのは、BIMxモデルのサムネイル画像です。

この画像がいわばBIMxモデルの顔となるわけですから、それを念頭にBIMxモデルを作成したいところですね。

また、見せたいポイントを予めギャラリーに登録する際にも注意が必要です。

今回は、モバイル端末用のBIMx作成時に覚えておくと良いTipsを紹介いたします。





サムネイルをカスタマイズ

まずは、BIMxモデルの顔、サムネイルのカスタマイズ方法です。



発行セットでBIMxを作成する際、ビュー保存した3Dビューを発行セットに追加します。

ここで適当にビュー登録してしまうと、、、




このように、なんとも残念なサムネイルとなってしまいます。
(一番上のモデル。下のはサンプルデータです。)




こうならないためにも、ちゃんと視点を考慮してビュー登録を行いましょう。

ちょっと良く見せるコツとしては、

①影の効果を付ける。

[3Dウィンドウの設定]から影を付けられます。


②背景を付ける


[レンダリング設定]で背景を付けておくと、サムネイルにも反映されます。
なお、反映されるのはサムネイルのみで、BIMxモデルを開いた際の背景は、発行セットで3Dビューを選択し、[オプション]で設定した背景がデフォルトで適用されます。





これらを設定し、BIMxを発行すると、、、


このとおり、サムネイルに背景や影が反映され、だいぶ見栄えのするものになりました!

ちなみに、3Dビューが複数ある場合は、基本的に一番順番が上にあるものが、サムネイルとなるようです。

ただし、一部にグローバルイルミネーションをかけると、順番が変わる場合があるのでご注意ください。

発行中に一番上に来ていれば大丈夫なようです。





ギャラリーをカスタマイズ


BIMxモデルにはギャラリーといって、予め視点を登録しておく機能があります。

この視点の登録はArchiCAD20以降はArchiCAD内で行いますが、注意したいポイントがあります。

それは、ビュー保存された3Dビューをどんどん追加すると、ギャラリーではなく、BIMx内の3Dビューが追加されてしまいます。

したがって、BIMx内でビューを呼び出したい際に、いちいち別の3Dモデルとしてビューを切り替えることになってしまいます。


ではどうするのかというと、ギャラリーは、「カメラ」で追加します。



登録したい視点にカメラをそれぞれ配置し、ビュー登録し、
パスが繋がった一連のカメラごと発行セットに登録します。



また、発行セットの[オプション][ギャラリーオプション][カメラを分離されたギャラリー項目として追加]に設定しておく必要があります。

グローバルイルミネーションはお好みで。



これでBIMxを発行すると、、、




はい、ちゃんとギャラリーに登録されています!!
これで登録した視点の切り替えもスマートにできそうですね!



おわりに

いかがでしたか?

ちょっと細かい話でしたが、プレゼンなど見栄えが重要なシチュエーションでは使えるTipとなるかと思うので、試してみてくださいね。


R.O

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