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2016年4月19日火曜日

ArchiCADでDWG図面の印刷

ArchiCADでモデルから図面を作成することはありますが、
DWG図面データを取り込み、それをレイアウトし、ArchiCADから印刷するというようなケースがたまにあります。

DWGデータをArchiCADで印刷しようとすると、そもそもペンの設定が合っていないため、線の太さがおかしくなってしまったりとうまく印刷できないことになります。

そこで、そんな時の解消方法として、

二次元CAD(AutoCAD等)で印刷する場合は、印刷スタイル(拡張子.ctb)を割り当てて印刷すると思いますが、
そのctbファイルをダブルクリックして開くと、ペン番号1~255までの線の太さ等の情報が確認できます。

その情報を参照しながら、ArchiCADでDWG印刷用のペンセットを作ることで、線の太さなどが正しく印刷することが可能になります。


手順としては、

① 印刷スタイル(.ctb)ファイルを開きます。


② ArchiCADで「オプション」→「属性設定」→「ペンとカラー」を選択します。

③ 既存のペンセットのどれでも構わないので、ペン番号1~255を全て選択して、色を全てに変更します。


④ ①で開いている印刷スタイル(.ctb)ファイルを参照しながら、ペン番号1~255の線の太さを設定してきます。

⑤ 「名前をつけて保存」でペンセットを保存します。

⑥ ワークシート等に「ファイル」→「外部参照」→「外部図面を配置」でDWG図面を貼り付けます。


⑦ 貼り付けた図面を選択し、設定画面を開いて、「特性」のペンセットを⑤で保存したペンセットに変更します。


⑧ この図面をレイアウトブックでレイアウトし印刷すると、二次元CADソフトで印刷する場合と同様の線の太さで印刷することが可能になります。


1~255番までのペンを設定するのは手間ですが、一度ペンセットを作成しておけば、他のプロジェクトなどでも使えるので、その後は楽に利用できると思います。

Takayuki.H

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