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2014年3月7日金曜日

ArchiCAD 計算規則機能を使って型枠の積算を行う

ArchiCADを使って型枠の数量を積算する際に便利な機能として「計算規則」があります。

「計算規則」は一覧表で数量を出す際に条件を付けて一覧表の数量に反映させることができる機能です。

具体的な方法として以下のような使い方ができます。

型枠の数量を積算する際に「国土交通省 公共建築数量積算基準」より以下の内容が記されています。

では上記の赤枠にある内容をArchiCADで設定します。
メニュー「オプション」→「プロジェクト設定」→「計算単位/規則...」を選択


「プロジェクト設定」ウィンドウの「計算単位/規則」画面が表示されます。
その下側にある「計算規則...」を選択します。


「計算規則」ウィンドウが表示されました。
今回は壁の開口についての規則を設定します。

「壁減算」
「これより大きい開口の面積:」の数値を「0.51㎡」とします。
起算点に注意です。

設定はこれだけでOKです。


それでは試しにモデルと一覧表を作成して設定が機能しているか確認をします。
片面の表面積15㎡の壁に開口面積0.5㎡となる開口を設けます。
続いて一覧表の設定を行います。
以下のような設定を行いますが、今回は計算規則が適応されているかの確認を行いたいので「フィールド」では3つの面積を表示させます。

・「外面分析的開口面積」 ・・・・・開口面積
・「条件付き外(内)面表面積」・・・「計算規則」が適応されている壁の面積
・「外(内)面正味表面積」  ・・・・・開口部が減算された表面積


一覧表を表示します。
計算規則が適応され「条件付き外(内)面表面積」が減算されずに数量が出されています。

試しに開口面積0.6㎡に大きくしてみます。
すると「条件付き外(内)面表面積」から開口面積が減算されました。

 by85


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